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原子力時代における哲学

〈犀の教室〉國分功一郎 著
四六判並製 320頁 定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-7039-8 C0095 〔2019年9月〕
なぜハイデッガーだけが、原子力の危険性を指摘できたのか――。ハイデッガーの知られざるテキスト「放下」を軸に、ハンナ・アレントからギリシア哲学まで、壮大なスケールで展開される、技術と自然をめぐる哲学講義録。3.11に対する哲学からの根源的な返答がここに。



吉本隆明全集20[1983-1986]

吉本隆明 著
A5判変型・上製 660頁 定価:7,480円(本体6,800円)
978‐4‐7949‐7120-3 C0395〔2019年9月〕
埴谷雄高との論争「重層的な非決定へ」と『死の位相学』の序に代えて書き下ろされた「触れられた死」などの評論・エッセイと連作詩の最後の時期を収める。単行本初収録32篇。月報は、中島岳志氏 岩阪恵子氏 ハルノ宵子氏が執筆。第21回配本。



吉本隆明全集19[1982-1984]

吉本隆明 著
A5判変型・上製 692頁 定価:7,700円(本体7,000円)
978‐4‐7949‐7119-7 C0395〔2019年4月〕
小説やCMから少女漫画まで、さまざまな作品を個々の作者ではなく「現在」という作者が生みだしたものとして論じる『マス・イメージ論』と、時期を接して生じた世界的な「反核」の動きを批判した「反核運動の思想批判」などを収める。単行本初収録6篇。第20回配本。



街場の平成論

〈犀の教室〉内田樹 編著
四六判並製 260頁 定価:1,760円(本体1,600円)
978-4-7949-7037-4 C0095 〔2019年3月〕
平成の30年は、日本の国運が「隆盛」から「衰退」へと切り替わる転換期だった。平成という時代の終わりに向けて、この間に生まれた絶望の面と希望の面を、 政治・社会・宗教・自然科学など9つの観点から回想するアンソロジー。



ふだんづかいの倫理学

ふだんづかいの倫理学

〈犀の教室〉平尾昌宏 著
四六判並製 400頁 定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-7038-1 C0012 〔2019年3月〕
社会も、経済も、政治も、科学も、倫理なしには成り立たない。人生の局面で判断を間違わないために、正義と、愛と、自由の原理を押さえ、自分なりの生き方の原則を作る! 道徳的混乱に満ちた現代で、人生を炎上させずにエンジョイする、〈使える〉倫理学入門。



無責任の新体系

無責任の新体系

――きみはウーティスと言わねばならない

荒木優太 著
四六判上製 216頁 定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-7076-3 C0095 〔2019年2月〕
若者は、社会から同時に押しつけられる「責任論」とどう対峙すべきなのか? 自由に生きる道はあるのだろうか? 日本社会における匿名性の可能性と限界について考察するフリーター系社会超批評。



濃霧の中の方向感覚

濃霧の中の方向感覚

鷲田清一 著
四六判並製 356頁 定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-7066-4 C0095 〔2019年2月〕
危機の時代、先の見えない時代において、ほんとうに必要とされ、ほんとうに信じられる知性・教養とはなにか? それは、視界の悪い濃霧の中でも道を見失わずにいられる「方向感覚」のこと。臨床哲学者がみずからの方向感覚を研ぎ澄ませながら綴った思索の記録。