生きのびるための科学

生きのびるための科学池内了
四六判並製 320頁
定価:1,760円(本体1,600円)
978-4-7949-6780‐0 C0040 〔2012年〕


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石油やウランにたよる地下資源文明から、太陽光・風力・地熱を支えにする地上資源文明へ――。 技術の大型化、集中化、一様化から、小型化、分散化、多様化へ――。 大震災と原発事故がひきおこしたさまざまな問題に向きあい、いまの文明そのものの転換を構想する。 ほかに、地球環境問題、宇宙論の現在、ノーベル賞の意味、「はやぶさ」の帰還、メキシコ湾の石油流失事故など、最近の出来事にふれながら、科学の実用面だけではなく、文化としての価値について展望をひらく。

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目次

第1章 3・11以後の出来事
第2章 核とエネルギー問題について
第3章 複雑系の科学と地球環境問題
第4章 宇宙について
第5章 科学という文化
第6章 科学の今を考える

◇池内了(いけうち・さとる)
1944年生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。宇宙物理学者。現在、総合研究大学院大学教授。著書 『疑似科学入門』『寺田寅彦と現代』『私のエネルギー論』 『ノーベル賞で語る現代物理学』など多数。
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