イライジャの天使

――ハヌカとクリスマスの物語

〈いのちのバトン〉
マイケル・J・ローゼン文
アミナー・ブレンダ・リン・ロビンソン絵
さくまゆみこ訳
A4変型 32頁
定価:1,650円(本体1,500円)
978-4-7949-6801‐2 C8797
〔2012年〕


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―絵本〈いのちのバトン〉シリーズ―
年齢のへだたりや肌の色のちがい、信仰のちがいを超えて心の交流がおこなわれる冬の出来事を描く、心あたたまる絵本です!

イライジャは黒人のキリスト教徒で、床屋さん。そして木彫家でもあります。お店の中は、かれが彫った木彫りの動物たちであふれています。マイケルはユダヤ教徒の少年。ふたりは仲良しで、いっしょに木切れを彫ったり、聖書について話したりします。
マイケルが9歳の冬、キリスト教のお祭りクリスマスとユダヤ教のお祭りハヌカが同じ日に重なりました。イライジャはマイケルに木彫りの天使像をプレゼントします。マイケルは喜びますが、それ以上に両親のことを思うと戸惑い、悩みます。ユダヤ教の神さまは偶像崇拝を禁じているからです……。年齢や肌の色のちがい、信仰のちがいを超えて心の交流を描いたクリスマス・ストーリー。

※イライジャ・ピアースは実在した木彫りのアーチストです。かれの作品の多くは、現在アメリカのオハイオ州にあるコロンバス美術館で大切に所蔵されています。

 

「読み終わった時、なんて幸せな気持ちで満たされることか。信仰や人種や様々なちがいから生じる軋轢も、子どもをいつくしむ心、人を愛する心があれば乗り越えられる。この実在した人々の物語は、その確かな証拠だ。」
川合正さん(京北中学・高等学校 前校長 読売教育賞・東京都教育功労賞受賞) 推薦!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

▲イライジャが働く床屋の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▲キリスト教の天使

◇マイケル・J ・ローゼン(まいける・じぇい・ろーぜん)
児童書をふくむ多くの著作があるほか、犬やネコのアンソロジー、ホームレス支援のためのアンソロジーの編集者としても知られている。翻訳されている著書に、『悲しい本』(あかね書房、谷川俊太郎訳)、『サーバーおじさんのいぬがいっぱい』(筑摩書房、青山南訳)など。

 

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