街場の憂国会議

―日本はこれからどうなるのか―

〈犀の教室〉
内田 樹 編
四六判 312頁
定価:1,760円(本体1,600円)
978-4-7949-6814-2 C0095 〔2014年〕


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アベさん! 日本を沈ませるおつもりですか?
日本の未来を憂う9名による緊急論考
内田樹 小田嶋隆 想田和弘 高橋源一郎 中島岳志 中野晃一 平川克美 孫崎享 鷲田清一

特定秘密保護法を成立させ、集団的自衛権の行使を主張し、民主制の根幹をゆるがす安倍晋三政権とその支持勢力は、いったい日本をどうしようとしているのか? 彼らが始めたこのプロセスの中で、日本はどうなってしまうのか? 未曽有の危機的状況を憂う9名の論者が、この国で今何が起きつつありこれから何が起こるのかを検証・予測する緊急論考集。「とりかえしのつかないこと」が起きる前に、状況の先手を取る思想がいま求められている!

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日本がここまで「民主制の危機」と「戦争の切迫」を経験したことは
ありません。
「とりかえしのつかないこと」が起きる前に、今何が起きつつ
あるのかを検証し、これから何が起こるのかを予測するのは、
言論に携わる人間としての当然の責務です。──内田樹

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〈読者からのお便り〉
・アベノミクスを隠れミノにして行う国民の主権の侵害は、目を覆いたくなる強権政治の実態を明らかにした本である。(59歳・男性)
・最大の関心事に対し心にひびく内容だった。著者(複数)の選定も納得出来た。(73歳・男性)
・時期に合っている出版でした。高橋源一郎がよかったです。小田嶋隆さんも多面的な見方ができます。(56歳・女性)
・こういう意見が政治の力などで出版禁止などにならない様な国であり続ける事を願います。安倍さんの机の端にそっと置いておきたい本です。(49歳・男性)
・現在の日本の危機がよく分かりました。もやもやしたものが、著者たちによって明白になりました。多くの人々が読んで考えてくれるといいな、と思います。今の若いネット生活者は、読めないかもしれない、とも心配しています。どの筆者の内容もすばらしいものでした。一流の知性は違うな、と感嘆しました。周囲にも配る予定です。(60歳)
・昔、辰野隆(フランス文学者)さんが日本人は主義主張が血肉にならない人種だと言うのを読みましたが、全くそのように思う最近です。このような世相を作り出した責任は庶民の側にも在る。第三次世界戦争は避けられないと思われる。自由と責任の重みを感じます。戦争だけは絶対不可!(78歳・男性)
・本書の中の内田氏の論文―この要旨は朝日新聞の総選挙の後の寄稿文で知り、印象に残ったものだったが、今回詳しい論拠は示されていて大変よくわかり、啓発された。世間では「金より愛情が大切」という言い方が人受けし通りが良い。しかし、本当にそのように生きているのか、鋭く問いかけている。(64歳・男性)

◇内田 樹(うちだ・たつる)
1950年東京都生まれ。武道家。神戸女学院大学文学部名誉教授。
◇小田嶋隆(おだじま・たかし)
1956年東京都生まれ。コラムニスト。
◇想田和弘(そうだ・かずひろ)
1970年栃木県生まれ。映画作家。
◇高橋源一郎(たかはし・げんいちろう)
1951年広島県生まれ。作家、文芸評論家。明治学院大学国際学部教授。
◇中島岳志(なかじま・たけし)
1975年大阪府生まれ。北海道大学大学院法学研究科准教授。
◇中野晃一(なかの・こういち)
1970年東京都生まれ。上智大学国際教養学部教授/同大学グローバル・コンサーン研究所所長。
◇平川克美(ひらかわ・かつみ)
1950年東京都生まれ。事業家。文筆家。立教大学MBA特任教授。
◇孫崎享(まごさき・うける)
1943年旧満州国鞍山生まれ。評論家。元防衛大学校教授。
◇鷲田清一(わしだ・きよかず)
1949年京都府生まれ。大谷大学文学部教授、せんだいメディアテーク館長。

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