赤と青 ローマの教室でぼくらは

マルコ・ロドリ著/岡本太郎訳
四六判上製 256頁
定価:2,420円(本体2,200円)
978-4-7949-6854-8 C0098 〔2014年〕


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ローマの国語教師兼作家が綴る、学校ヒューマンドラマ

近年増加しつつあるいじめ問題から、学校をも蝕む麻薬問題、学校と生徒たちを追いつめる教育制度の変容、人種問題、修学旅行のトラブルまで、学校社会で起こる様々な問題に対して、ローマ郊外の高校で国語教師として30 年にわたって教鞭をとっている著者の日々の奮闘を描いたエッセイ集。

映画化決定!
『ローマの教室で ~我らの佳き日々~』
2014年8月23日から岩波ホールにてロードショー(全国順次公開)

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【目次】

◆とりあえず生活費を稼ぐために選んだ教師の道
◆ストレートに生徒たちの心を掴むことば
◆教室で生徒たちの携帯が鳴る時
◆学校に来る子に麻薬検査をする意味
◆政治に無関心な子供たち
◆自分の考えを正しく表現できない子供たち
◆イジメについて
◆ベルリンでは電子黒板が導入されるというニュース
◆どうして「唯一大事なのはお金だけ」と言ったか………ほか。

◇マルコ・ロドリ
1956年、ローマ生まれ。作家、詩人。80年代を象徴する長編小説『過ぎゆく千年の記』で86年にデビュー。著書に『大環状線』『こむら返り』『障害大サーカス』『イヌとオオカミ』『先生たちとほかの先生たち』『あぶく』『風』『花々』『夜』『妹』『イタリア』『水けむり』などの小説があり、エッセイ集に『島々、気ままなローマめぐり』『映画館を出て』がある。93年に『のらくらの楽園』(東京書籍)が邦訳された。
◇岡本太郎(おかもと・たろう)
1960年、東京生まれ。ライター、翻訳家、カメラマン、東京大学非常勤講師。著書に『みんなイタリア語で話していた』(晶文社)、『須賀敦子のトリエステと記憶の町』『須賀敦子のアッシジと丘の町』(共に河出書房新社)、訳書にマルコ・ロドリ『のらくらの楽園』、サンドロ・ヴェロネージ『この歓びの列車はどこへ向かう』(共に東京書籍)、ミケランジェロ・アントニオーニ『愛のめぐりあい』(筑摩書房)、マリオ・ジャコメッリ写真集『黒と白の往還の果てに』(青幻舎)などがある。

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