民芸とMingei


尾久彰三著
A5判変型上製 176頁
定価:2,200円(本体2,000円)
978-4-7949-6861-6 C0072 〔2014年〕


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NHKの骨董紀行「温故希林」の指南役、
尾久センセイが綴る新旧民芸の美とは?

時にデザインされたかのような古民芸や骨董は、著者の眼を通して現代に息を吹き返す。
それらは、不思議な新しさと美を備えている。
そして、黙々とモノを作り続けている現代の工人たちの作は、日々暮らしのなかで座辺を飾る友でもある。
NHK「温故希林」で樹木希林と共演し、骨董界に笑いと新風を運ぶ著者が、自身のコレクションのなかから、新旧ふたつの民芸の品を紹介。
李朝白磁盆、台湾少数民族の刀の鞘、イギリスの水くみ…などの古作を語り、石川雅一、伏見眞樹など、現代の工人の仕事に眼をむける。
新旧の愛着の品を写真とともに披露する珠玉のエッセイ。

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【目次】

◆1章 民芸
冬ナクバ春ナキニ
鶴文夜着
袖樽
李朝の鍮器
御幣、切子、網飾り
埴輪・唄う巫女
OJ人形
李朝白磁盃
粉青沙器注器
鉄釉小土瓶
ノルマンディのジャグ
英国ガラス酒瓶
エクアドルの土偶
東北の土人形
スレート
マタギの持ち物
石亀
亀型煙硝入れ
アフリカの占い盆
朝鮮の蓮
堤の水甕
スピリットフラスク
古武雄の蝶文大徳利
韓国の枕
出雲の古布
藍絵の皿
神棚
刀の鞘
脱衣婆
絵馬
にぎにぎ
堅手鉄草文徳利
イコン
レクィエム
イギリスの水くみ
布志名窯の大徳利
宗像大社と天神様
青山と柳と猪口

◆2章 Mingei
大塚茂夫さんの白い家
小高千繪さんの白磁
石川雅一氏の浅鉢
小代焼から井上泰秋、尚之の作陶へ
松田米司親方の作品
伏見眞樹さんとその仲間
幸之助と浜田庄司
庄司宣夫氏の作品
萩の飯碗
金沢翔子さんの書
森本修氏の焼物
南部治夫氏の作品

◇尾久彰三(おぎゅう・しんぞう)
1947 年生まれ。美術評論家。早稲田大学大学院文学研究科美術史学科修士課程修了。2007 年まで日本民芸館学芸員をつとめる。著書に『愉快な骨董』『これは骨董ではない』(晶文社)、『観じる民藝』(世界文化社)などがある。

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