吉本隆明全集9[1964‐1968]

吉本隆明著
A5判変型・上製 568頁
定価:本体6300円+税
978‐4‐7949‐7109‐8 C0395〔2015年6月〕


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人と社会の核心にある問題へ向けて垂鉛をおろして考えつづけた思想家の全貌と軌跡。

第9巻には、政治的混迷の季節に虚飾にまみれたマルクスを救出するという緊張のもとに書かれた『カール・マルクス』と、既成の左翼思想からの「自立」を基礎づけるための諸論考『自立の思想的拠点』を収録。ほかに、単行本初収録となる原稿を2篇収載する。第6回配本。

月報は、鹿島茂氏・ハルノ宵子氏が執筆!

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【目次】


この執着はなぜ
告知する歌


カール・マルクス
二十一世紀のマルクス――文庫版のための序文――
マルクス紀行
マルクス年譜ノート
ある感想


自立の思想的拠点
頽廃の名簿
詩論について
思想的弁護論――六・一五事件公判について――
戦後思想の荒廃――二十年目の思想状況――
佃んべえ
情況とはなにか
ポンチ絵のなかの思想
なぜ書くか
中共の『文化革命』についての書簡
沈黙の有意味性について
異常性をいかにとらえるか
幻想としての人間
新体詩まで
文芸的な、余りに文芸的な
個人・家族・社会
学生について


鮎川信夫論――交渉史について――
高村光太郎私誌
ある編集者の死[岩淵五郎]
ひとつの死[岩淵五郎]
実践的矛盾について――竹内好をめぐって――
一つの証言[江藤淳]
メルロオ=ポンティの哲学について
島尾敏雄『日を繋けて』
橋本進吉について


30人への3つの質問
再刊・復刻を望む本
はじめの志

試行小説集『序曲』
梶木剛『古代詩の論理』
桶谷秀昭『土着と情況』
奥野健男『現代文学の基軸』
磯田光一『比較転向論序説』

成立の過程について――「詩論について」註――
『自立の思想的拠点』あとがき
『情況への発言 吉本隆明講演集』あとがき
「試行」13~26号後期

略年譜

解題〈間宮幹彦〉

 

◇吉本隆明(よしもと・たかあき)
1924年、東京・月島生まれ。詩人、文芸批評家、思想家。東京工業大学工学部電気化学科卒業後、工場に勤務しながら詩作や評論活動をつづける。日本の戦後思想に大きな影響を与え「戦後思想界の巨人」と呼ばれる。2012年3月16日逝去。

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