死者が立ち止まる場所

――日本人の死生観――

マリー・ムツキ・モケット 著/高月園子 訳
四六判 374頁
定価:本体2500円+税
978-4-7949-6914-9 C0095〔2016年1月〕


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母の国では、死者は毎年戻ってくる。

日本人の母とアメリカ人の父の間に生まれ、子どものときから母とともに、日本各地を旅した著者は、アメリカ人の父を亡くし、その喪失から立ち直ることができずにいた。多くの犠牲者が出た3・11の震災のあと、あらためて被災地はじめ、永平寺、高野山、恐山などをめぐり、盆踊り、精霊流し、お盆の行事などを体験していく。人はどのように死者を送り、親しい人の死を受け入れていくのか。仏教は答えをくれるのか? たくさんの人とともに祈りながら、著者は少しずつ心の折り合いをつけていく。ふたつの祖国をもつ著者の、日本文化論であり日本旅行記でもある。

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【目次】

大災害

お別れ
冬の悪魔
春爛漫
日本列島の仏陀
ともに座して
ともに食して
小さなプリンセス
原子の分離
死者のゆくえ
あの世
夏の訪問者
霊との告別
秋の紅葉
盲目の霊媒
ダースヴェイダー
あの世からのメッセージ

 

◇マリー・ムツキ・モケット
日本人の母とアメリカ人の父の間に生まれ、カリフォルニアで育つ。コロンビア大学を卒業後、作家として活躍している。「ナショナル・グラフィックス」などに寄稿。他の著書に『Picking Bones from Ash』がある。また2012年にはNHKのドキュメンタリー「亡き人の魂とともに」に出演している。
◇高月園子(たかつき・そのこ)
翻訳者・エッセイスト。東京女子大学文理学部史学科卒業。在英25年。ラトル&ロビンソン『アフガン、たった一人の生還』、レベッカ・ソルニット『災害ユートピア』、イゼルディン・アブエライシュ『それでも、私は憎まない』、ゲーリー・L・スチュワート、 スーザン・ムスタファ『殺人鬼ゾディアック』(亜紀書房)、ローリー・スチュワート『戦禍のアフガニスタンを犬と歩く』(白水社)、リン・シェール『なぜ人間は泳ぐのか?』(太田出版)など多数の翻訳を手がけ、エッセイには『ロンドンはやめれらない』(新潮文庫)などがある。

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