ありのままのアンデルセン

――ヨーロッパ独り旅を追う

マイケル・ブース 著 寺西のぶ子 訳
四六判変型 504頁
定価:2,530円(本体2,300円)
978-4-7949-6950-7 C0098 〔2017年3月〕


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コミュ障? 俗物? 小心?
世界で最も愛される童話作家の知られざる姿とは?

『英国一家、日本を食べる』でおなじみ、マイケル・ブースのデビュー作。

デンマーク人女性と結婚し、ロンドンからコペンハーゲンに移住したマイケル。デンマークに溶け込もうと語学学校に通い、アンデルセンの作品にふれると、そこには子どもの頃に読んで知っていた童話とは違う、シニカルな世界がひろがっていた。アンデルセンの生き方に興味津々のマイケルは、日記や手紙を手がかりにしてアンデルセンを追想する旅に出るのだが、そこに待ち受けていたものは……。

デンマークを代表する童話作家アンデルセンの知られざる心情を丹念に追った旅行記。

この本は、かつて親しんだはずのアンデルセンの作品を改めてなぞりながら、マイケルとともにアンデルセンの旅を辿るガイドブックであると同時に、19世紀のヨーロッパのようすがわかる歴史ドキュメンタリーでもあり、ハンス・クリスチャン・アンデルセンという、知っているようで知らない人物に改めて興味を持つきっかけを与えてくれる本にもなりそうです。(「訳者あとがき」より)

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【目次】

コペンハーゲン

ドイツ

フィレンツェ

ローマ

ナポリ

マルタ

アテネ

コンスタンティノープル

ドナウ川

エピローグ

訳者あとがき

 

マイケル・ブース(Michael Booth)
英国・サセックス生まれ。食と旅が専門のジャーナリスト。2010年、「ギルド・オブ・フードライター賞」受賞。著書に『英国一家、日本を食べる』『英国一家、ますます日本を食べる』(以上、亜紀書房)、『英国一家、フランスを食べる』(飛鳥新社)、『英国一家、インドで危機一髪』『限りなく完璧に近い人々──なぜ北欧の暮らしは世界一幸せなのか?』(以上、KADOKAWA)がある。現在、朝日新聞・日曜版GLOBE で「マイケル・ブースの世界を食べる」を連載中。

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