ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

yoshimoto

一九七四―一九七七一九七四―一九七八一九七七―一九七九一九七六―一九八〇一九八〇―一九八二18 17 16 15戸工場労働組合組合長となる。十~十一月 賃金向上と越年賃金の闘争を指導。青戸工場を拠点に闘うが敗退。隆明ら執行部総辞任。●一九五四(昭和29)年 三十歳一月 隆明ら闘争の中心になった組合員九名に配転命令。隆明は母校・東京工業大学へ長期出張を命じられる。十二月 上千葉の実家を出て文京区駒込坂下町にアパートを借りる。四畳半一間。●一九五五(昭和30)年 三十一歳六月 本社総務部への転勤辞令を機に東洋インキ製造株式会社を退社する。●一九五六(昭和31)年 三十二歳七月頃より黒澤和子と同棲。八月 長井・江崎特許事務所に入所。国際関係の特許の翻訳・書類作成等に従事。十月中に北区田端町三六五番地に越す。二階建てアパートの六畳一間。●一九五七(昭和32 )年 三十三歳五月 黒澤和子と入籍。十二月 長女・多さわ子こ 誕生。●一九五八(昭和33)年 三十四歳十月 文京区駒込林町に越す。二階建ての四世帯アパート。六畳二間。●一九五九(昭和34)年 三十五歳七月 台東区仲御徒町二丁目の庭付一戸建ての家に移る。義弟の同僚の持ち家を転勤のあいだ借りたもの。*古典思想家論の集大成をなす『最後の親鸞』とその後の宗教論の基礎となった『論註と喩』などの評論・エッセイ、および「野性時代」連作の開始期の詩篇を収める[単行本未収録六篇]*「修辞的な現在」に構成された『戦後詩史論』と愛好した詩人の詩から季節を読み取る『吉本隆明歳時記』などを収める[単行本未収録二篇]*批評の現在を告知する「批評について」を序にすえた作家論集『悲劇の解読』とミシェル・フーコーとの対談を核に編まれた『世界認識の方法』などを収める[単行本未収録四篇]?新婚当時の隆明と和子。田端のアパート付近で14*和歌形式の詩を発生の起源から形式の成立まで統一的に論じる古典批評の書を収める*社会の転換期に生み出される現在の文学を論じたはじめての本格的文芸時評『空虚としての主題』と『源氏物語論』、長く継続的にその主題を追って書き継がれた「アジア的ということ」などを収める[単行本未収録八篇]全巻内容初期歌謡論 ある枕詞の話 他最後の親鸞 論註と喩 詩人論 幻と鳥 雲へ約束した 夢の手 俗母子像 最後の場所 竹内好の死 法の初源・言葉の初源 戦争の夏の日 慈円について 近親婚はどうして禁忌か 宇宙フィクションについて 『死の棘』の場合 他戦後詩史論 吉本隆明歳時記 これに似た日 抽象的な街で 欅の説話 風の村 狂人 都市に関するノート 山下菊二 本を読まなかった 別れ 『記』『紀』歌謡と『おもろ』歌謡 遠山啓さんのこと 老い 他悲劇の解読 世界認識の方法 古くからの旅籠 海に流した自伝 木の根に帰る司祭 ある塹壕幻想論の根柢 〈反逆〉は内向する ゲーテの色 福島泰樹論 中上健次論 死のサルトル 夢・その他 他空虚としての主題 源氏物語論 水の絵本 掌の旅 木の説話 葉の魚 アジア的ということ「文学者」という画像 村上一郎論 川端要壽のこと 果樹園から林檎を盗む 他