覚悟のすき焼き

――食からみる13の人生――

宇田川悟著
四六判並製 352頁
定価:本体1600円+税
978-4-7949-6888-3 C0095 〔2015年9月〕


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「食」という窓からみえる、人生のモノサシ。
食は哲学に通ず!

とある昼下がりに大人が1組。
語り合うのは来し方行く末、そして果てしなく広がる食談義 !
対話の締めくくりは、死ぬ前に何を食べたいか=“最後の晩餐は?”
作家の宇田川悟が、ゲストの食卓にまつわるあれこれを掘り下げながら、各人の仕事や人間的魅力にせまる、楽しい対談集。
「食」という窓から覗けば、13人のトップランナーたちの生きる指針がみえてくる。

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【目次】

1. 松浦晃一郎
「沈黙は金」は通用しない/料理という社会運動/地球的な水不足がやってくる/一九三カ国の食文化/食生活六カ条/目利きのワイン泥棒

2. 松任谷正隆
お取り寄せの「予習」/美意識はどんどん変化していく/食べ物への恐怖症/食卓のワンポイントリリーフ/殿様料理/食の結婚前・後

3. 五味太郎
楽なほうに行け/団結しない、仲良し家族/モボ・モガの正統なる嫡子/名曲はないけど名演はある/産業化されない面が魅力/命がけで食う文化

4. 佐藤可士和
土に触れる/「ちゃんと朝ごはん」家族/本質をあぶり出すコミュニケーション/象徴を介して伝える/制約の中で/前提を疑うことが原点

5. 大岡玲
グルメとグルマン/フライフィッシングにハマった/糠味噌臭いワインも好き!/食いしん坊の目覚め/台所と本棚しかない家/独学料理

6. 吉本ばなな
レストランを書く/細部は清潔に/その場の最低の人間になれ/店選びは面白すぎる/命の力を思う/高級店からジャンクフードまで

7. 三遊亭好楽
正蔵師匠の精進揚げ/酒の不始末と破門/八人兄弟・九人家族/名人上手の美味しいしぐさ/何でも全員で食べる/お先でございます

8. 見城徹
ミシュランというブランド/うまい飯と三つのカード/「京味」に一〇〇〇回/たくさん恋愛しろ/一〇と引き替えの一/死んでもいいから飲みます!

9. 石丸幹二
パリで歌った「こもれびの庭に」/フランスの豊かさの尺度/演劇という異常事態/小学生で銀ブラ/料理と音楽は似ている/外食・ロケ弁・エスプレッソ/人並みの贅沢

10. 髙田郁
周五郎さんの世界へ/家を建てるように構想する/「つる家」に父がいるようで/若旦那の花見だ/覚悟のすき焼き

11. 真山仁
『アルセーヌ・ルパン』の正義/小説のほうが真実に肉迫できる/柔らかいリンゴへの違和感/無責任な正しさ/山芋好きの反骨少年/美味しかったらええんちゃうの/取材と飲食は不可分

12. 平松洋子
ちょっと外れたところにひっそりと/軍事政権下の韓国へ/知恵が生まれる場所/清らかな水の味/岡山の祭り寿司/断食後、だしをひと口/本にならないとわからない

13. 村上龍
小説を書くことは非日常/「ばんどう太郎」と「ラッキーピエロ」/取り合って食べた肉/『料理小説集』/厳密さの中の工夫/行きつけは半径二〇〇メートルに

あとがき

◇宇田川悟(うだがわ・さとる)
1947年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。作家。フランスの社会・文化・食文化に詳しい。フランス政府農事功労章シュヴァリエを受章。主な著書は、『食はフランスに在り』(小学館ライブラリー)、『パリの調理場は戦場だった』(朝日新聞社)、『ニッポン食いしんぼ列伝』(小学館)、『フランス 美味の職人たち』(新潮社)、 『東京フレンチ興亡史』(角川oneテーマ21)、『ホテルオークラ総料理長 小野正吉』(柴田書店)、『最後の晩餐』『料理人の突破力』(共に晶文社)など多数。

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