永井玲衣 著
四六判並製 268頁
定価:1,760円(本体1,600円)
978-4-7949-7274-3 C0095〔2021年9月〕
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みなが水中深く潜って共に考える哲学対話。
「もっと普遍的で、美しくて、圧倒的な何か」
それを追い求めて綴る、前のめり哲学エッセイ!
「もっと普遍的で、美しくて、圧倒的な何か」それを追いかけ、海の中での潜水のごとく、ひとつのテーマについて皆が深く考える哲学対話。若き哲学研究者にして、哲学対話のファシリテーターによる、哲学のおもしろさ、不思議さ、世界のわからなさを伝える哲学エッセイ。当たり前のものだった世界が当たり前でなくなる瞬間。そこには哲学の場が立ち上がっている! さあ、あなたも哲学の海へダイブ!
小さくて、柔らかくて、遅くて、弱くて、優しくて、
地球より進化した星の人とお喋りしてるみたいです。
──穂村弘
もしかして。あなたがそこにいることはこんなにも美しいと、
伝えるのが、哲学ですか?
──最果タヒ
人々と問いに取り組み、考える。哲学はこうやって、わたしたちの生と共にありつづけてきた。借り物の問いではない、わたしの問い。そんな問いをもとに、世界に根ざしながら世界を見つめて考えることを、わたしは手のひらサイズの哲学と呼ぶ。なんだかどうもわかりにくく、今にも消えそうな何かであり、あいまいで、とらえどころがなく、過去と現在を行き来し、うねうねとした意識の流れが、そのままもつれた考えに反映されるような、そして寝ぼけた頭で世界に戻ってくるときのような、そんな哲学だ。(「まえがき」より)
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【目次】
まえがき
1 水中の哲学者たち
◆あともう少しで
◆飛ぶ
◆ガシャン
◆神は酸素である、と彼女は言った
◆ぜんぜんわからない
◆ずっとそうだった
◆おろおろ
◆こわい
◆変わる
◆待つ
◆もうやめよう
◆祈る
2 手のひらサイズの哲学
◆爆発を持つわたしたちの日常について
◆叫び
◆我思うゆえに我あれよ
◆道徳を揺さぶってごめん
◆ドンドコドンドコドコドコドン
◆目撃
◆あの日あのわたしの隣に座ったあのおじさんへ
◆人生のBGM
◆信じる
◆悲劇
◆シャベル両手で持つ
◆存在のゆるし
3 はい、哲学科研究室です
◆死ぬために生きてるんだよ
◆世界、問題集かよ
◆先生、ハイデガー君が流されてます
◆わたしたちのちょっとした病
◆皆さんいつも生まれ変わっていますから安心してくださいね
◆あなたは不幸でもわたしは幸福を感じられることについて
◆だからここにいない君が好き
◆どうしてこういうことが気になるのですか?
あとがき
1991年、東京都生まれ。哲学研究と並行して、学校・企業・寺社・美術館・自治体などで哲学対話を幅広く行っている。哲学エッセイの連載なども手がける。独立メディア「Choose Life Project」や、坂本龍一・Gotch主催のムーブメント「D2021」などでも活動。詩と植物園と念入りな散歩が好き。

