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コロナ・アンビバレンスの憂鬱

コロナ・アンビバレンスの憂鬱

――健やかにひきこもるために

斎藤環 著
四六判並製 272頁 定価:1,870円(本体1,700円)
978-4-7949-7278-1 C0011〔2021年10月〕
コロナ禍という人類史上希な病理下において、人々の精神を支えるものはなにか? 人と人とが会うことが制限される状況下で、我々はどう振る舞うべきなのか? ひきこもり問題、オープンダイアローグの第一人者が綴る、コロナ禍を生き延びるためのサバイバル指南書。



水中の哲学者たち

永井玲衣 著
四六判並製 268頁 定価:1,760円(本体1,600円)
978-4-7949-7274-3 C0095〔2021年9月〕
「もっと普遍的で、美しくて、圧倒的な何か」それを追いかけ、海の中での潜水のごとく、ひとつのテーマについて皆が深く考える哲学対話。若き哲学研究者にして、哲学対話のファシリテーターによる、哲学のおもしろさ、不思議さ、世界のわからなさを伝える哲学エッセイ。さあ、あなたも哲学の海へダイブ! 



みんな政治でバカになる

みんな政治でバカになる

綿野恵太 著
四六判並製 256頁 定価:1,870円(本体1,700円)
978-4-7949-7275-0 C0036〔2021年9月〕
トランプ当選をいまだに信じるひとに、Qアノン信者。世界を操るのはディープステートで、コロナワクチンにはマイクロチップが……。なぜかくもフェイクニュースや陰謀論が後を絶たないのか? それは私たちが「バカ」だから! 最新の進化心理学、認知科学の知見に基づいてその脱出口を探る長編評論。



デカルトはそんなこと言ってない

ドゥニ・カンブシュネル 著 津崎良典 訳
四六判並製 320頁 定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-7268-2 C0010〔2021年9月〕
「〈我思う、故に我在り〉は大発見」「人間の身体は単なる機械」「動物には何をしたっていい」……ぜんぶ誤解だった! 世界的権威が21の「誤解」を提示、デカルトにかけられた嫌疑をひとつひとつ晴らしていく。硬直したデカルト像を一変させるスリリングな哲学入門。



吉本隆明全集26[1991-1995]

吉本隆明 著
A5判変型上製 554頁 定価:7,150円(本体6,500円)
978-4-7949-7126-5 C0395〔2021年8月〕
『ハイ・イメージ論』の続編「IV」ともいうべき『母型論』と中東湾岸戦争についての発言などを収める。単行本未収録6篇(「些事を読みとる」「鶴見さんのこと」「太宰治を思う」ほか)。月報は山崎哲さん(劇作家)、菅原則生さん(『続・最後の場所』)、ハルノ宵子さん(作家・漫画家)が執筆。第27回配本。



99%のためのマルクス入門

〈犀の教室〉田上孝一 著
四六判並製 320頁 定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-7272-9 C0010〔2021年7月〕
1対99の格差、ワーキングプア、ブルシット・ジョブ、地球環境破壊……現代社会が直面する難問に対する答えは、マルクスの著書のなかにすでにそのヒントが埋め込まれている。『資本論』『経済学・哲学草稿』『ドイツ・イデオロギー』などの読解を通じて、「現代社会でいますぐ使えるマルクス」を提示する入門書。



むずかしい天皇制

大澤真幸 木村草太 著
四六判並製 352頁 定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-7263-7 C0031〔2021年5月〕
天皇とは何か。天皇制は何のために存在しているのか。天皇の家系は、どうして他の家系と比べて特別に高貴なのか。天皇制の過去、現在を論じることを通じて、日本人とは何か、日本社会の特徴はどこにあるのかを探究する刺激的対談。