「思考コード」を活用しよう

中学受験案内2022
首都圏中学受験の新しい学力指標

しゅともし

「思考コード」を使って学力アップ!

晶文社『首都圏 中学受験案内』で2020年度用より,合格の基準として従来の偏差値とともに,しゅともし(首都圏中学模試センター)の「思考コード」を掲載しています。「思考コード」は,従来の偏差値では基準を示しにくかった“思考力・表現力・創造力”に一定の基準を与える,新しい学力指標です。どのようなもので,受験生がどう活用したらよいのか,ご紹介しましょう。本誌43ページも参照なさってください。

 

1.「思考コード」って何?

 いよいよ始まる新しい大学入学試験。思考力を問う問題が出される,ということも話題となってきました。
「知識の詰め込みでは,今後さらに多様化するグローバル社会では通用しない」
「自ら課題を発見し,解決していくことができる思考力を伸ばさなくてはならない」
 大学入試改革がもしなかったとしても,受験生保護者の皆さんは,毎日の暮らしや仕事を通じて,社会で必要とされる力が「知識の正確なアウトプット」ではないことを実感されているのではないでしょうか? 社会で求められるのは,事実を正確に把握し,問題点や課題を見つけ,解決できることであり,それを成し遂げる力が「思考力」です。
 しかし「思考力」は,具体的にどのようなもので,どう伸ばしていったらよいのでしょうか?
 「思考コード」は,その答えの1つを形にしたものです。

 

2.中学受験に必要な思考力をどう評価するか?

 偏差値が1つの評価軸で判断されるのに対して,「思考コード」は,縦軸(情報を読みとる力)と横軸(考える力)のマトリクスで示されます。

 読みとる力は「1(単純)」→「2(複雑)」→「3(変容)」,「考える力」は「A(知識・理解)」→「B(応用・論理)」→「C(批判・創造)」とそれぞれレベルアップ。課題発見・解決力(解く力)は,それらの力が統合されて身についていくのです。

 

では,A1~C3のレベルは,どう設定されているでしょうか?

しゅともし「思考コード」では,以下のようになっています。

A=知識・理解思考の領域

  • A1:個別の知識を知っている
  • A2:各知識を関連付けて理解している
  • A3:知識をツリー構造やネットワークで把握している

B=論理的思考の領域

  • B1:個別の知識を再現できる
  • B2:各知識を関連付けて理解し,自分のことばで正しく説明できる
  • B3:背景となっている事柄まで理解し,比較・検討して適切にまとめることができる

C=創造的思考の領域

  • C1:事実を理解し,それに対し自分ならどうするか説明できる
  • C2:事実やその理由を理解し,自分ならどうするか説明できる
  • C3:事実を抽象的に捉えて,別のことがらに置き換えたときにどうするか考えられる

 

 上記のような力をはかるには,どのような問題が出されるでしょうか?

 それを,首都圏模試センターでは,《“ザビエル”で理解! 思考コードが示す「生きる力」9つの領域》(本誌42ページ)の図表でわかりやすく示しています。

 

 

3.晶文社『中学受験案内』に掲載されている「思考コード」を,中学受験にどう活用したらよいか?

 

『中学受験案内』に掲載されてる「思考コード」の活用方法について,以下にQ&A形式でまとめてみました。

受験生の皆さん,「思考コード」で「自分が身につけるべき思考力」を知り,これからの学びにいかしてください。


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