こんなまちに住みたいナ

――絵本が育む暮らし・まちづくりの発想――

延藤安弘著
A5版変型 224 頁
定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-6875-3 C0052 〔2015年3月〕


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コミュニティデザインと絵本の関係

延藤安弘はコーポラティブハウスなどを提唱するなど、地域づくり、まちづくり、コミュニティデザインなどに長い間携わり、先駆的な仕事をしてきた。また、絵本のコレクターでもあり、絵本のなかにまちづくりのヒントになる思想がたくさんあるという。人とのつながり、合意形成、創意と協働、歴史の引き継ぎ……。コミュニティに必要な心の栄養素について、絵本を通して探っていく。

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【目次】

はじめに
序 絵本の力

Ⅰ.「笑い」が突破口をつくる   - 生き方篇

  1. 発想の扉を開く
  2. シンプルな生き方を選ぶ
  3. 友愛を分かち合い、コツをシェアする
  4. 喜びと笑いが創造をもたらす
  5. 微笑みは状況を変える
  6. 面白がるセンス、ユーモアある態度
  7. 生の実感を分かち合う
  8. 逆境をエネルギーに変える

Ⅱ.「楽しさ」を旨とする    - 住まい・まち育て篇

  1. 子どものつぶやきは物語のはじまり
  2. 創意と協働で住まいをつくる
  3. 間合いがまちを元気にする
  4. 記憶が風景を蘇生する
  5. 「制度空間」と「自由空間」の両立
  6. シングルマザーの住まい方
  7. 高層住宅居住のイマジネーション
  8. 時をかけて衰退のまちを元気なまちに

Ⅲ.「あいだ」づくりを大切にする   - コミュニティ篇

  1. トラブルをドラマに変える
  2. 他者とともによりよく生きる
  3. 自然の力を感じる力を育む
  4. 歓待と心づかいの窓を開く
  5. 音楽がつくるネットワーク
  6. 対話を通じて心の窓が開かれる
  7. 合意形成のしなやかなかたち
  8. まちの魂を歌う

あとがき

 

◇延藤安弘(えんどう・やすひろ)
1940年大阪生まれ。京都大学大学院博士課程中途退学、生活空間計画学専攻。熊本大学、千葉大学、愛知産業大学教授、国立台湾大学客員教授などを経て、2003年からNPO法人まちの縁側育くみ隊・代表理事。著書に『こんな家に住みたいナ―絵本にみる住宅と都市』『まちづくり読本』『これからの集合住宅づくり』(晶文社)、『集まって住むことは楽しいナ』(鹿島出版会)、『マンションをふるさとにしたユーコート物語』(昭和堂・共著)、『まち再生の術語集』(岩波新書)など多数。

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