追憶の風景

福島泰樹 著 佐中由紀枝 挿画
四六判変型・上製 344頁
定価:2,200円(本体2,000円)
978-4-7949-6917-0 C0092 〔2016年1月〕


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生と死が激しく交錯した時代
108人への哀悼歌で刻む、若き昭和の姿

歌人の福島泰樹が、108名の心に深く残る友とその時代を歌とともに綴る。生と死が激しく交錯した幼年期、血を流して戦った青春の60~70年代。圧倒的なリアリティが交錯する昭和という時代を、さざなみのように呼び寄せる亡き人々の残像……。死者への追憶が、時代の記憶を烈しく炙り出し、現在の生を鋭くさせる。歳月の荒野に点々と灯る、108の挽歌とエッセイ。

【本書に登場する人々】
立松和平 岸上大作 中井英夫 武田泰淳
辺見じゅん 吉本隆明 横山やすし 高橋和巳
清水昶 勝新太郎 塚本邦雄 たこ八郎
中上健次 加藤郁乎 郡司信夫 干刈あがた
大岡昇平 野間宏 片岡千恵蔵 吉原幸子
磯田光一 松田修 宗左近 西村寿行
日野啓三 山下敬二郎 寺山修司 白井義男
関光徳 大島渚 美空ひばり 吉村昭
赤塚不二夫 小沢昭一 秋山駿 埴谷雄高
石原吉郎 木下順二 ……ほか計108人(登場順)

〈書評・パブ掲載〉
中日新聞夕刊    2016.7.16
東京新聞      2016.5.16
現代短歌6月号 2016.5.14
現代短歌5月号 2016.4.14
サライ5月号  2016.4.10
読売新聞夕刊    2016.3.28
朝日新聞      2016.3.20
中日新聞      2016.3.10
東京新聞      2016.2.20
東京新聞      2016.2.1
東京新聞      2016.1.26

 

◇福島泰樹(ふくしま・やすき)
1943年東京下谷に生まれる。早稲田大学文学部卒。69年、歌集『バリケード・一九六六年二月』でデビュー。肉声の回復を求めて「短歌絶叫コンサート」を創出、1500ステージをこなす。『福島泰樹全歌集』(河出書房新社)、『弔い―死に臨むこころ』(ちくま新書)、『中原中也 帝都慕情』(NHK出版)、『寺山修司 死と生の履歴書』(彩流社)等著作多数。毎月10日、東京吉祥寺「曼荼羅」での月例絶叫コンサートも31年目を迎えた。

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