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〈凡庸〉という悪魔

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〈犀の教室〉藤井聡 著
四六判 280頁 定価:1,760円(本体1,600円)
978-4-7949-6819-7 C0095 〔2015年4月〕
「思考停止」した「凡庸」な人々の増殖が、巨大な悪魔=「全体主義」を生む。21世紀の全体主義は、ヒトラーのナチス・ドイツの時代と違い、目に見えない「空気」の形で社会を蝕む。思考停止が蔓延する危機の時代に読まれるべきテキスト。



吉本隆明全集8[1961‐1965]

吉本全集8

吉本隆明著
A5判変型・上製 600頁 定価:6,930円(本体6,300円)
978-4-7949-7108-1 C0395〔2015年3月〕
第8巻には、党派的な文学論を一掃するため、言語についての基礎的な考察から取り組まれた画期的な労作『言語にとって美とはなにか』を収録する。第5回配本。



日本の反知性主義

日本の反知性主義cover

〈犀の教室〉内田 樹編
四六判 304頁 定価:1,760円(本体1,600円)
978-4-7949-6818-0 C0095 〔2015年3月〕
政治家たちの暴走・暴言から、メディアの偽装・迷走まで、日本の危機的な言論状況の裏には、社会の根幹部分に「反知性主義」が深く食い入っていることがある。それはどのような歴史的要因によってもたらされたものなのか? 気鋭の論客たちによるラディカルな分析。



エノケンと菊谷栄

エノケンと菊谷栄

山口昌男著
四六判上製 368頁 定価:2,530円(本体2,300円)
978-4-7949-6865-4 C0074〔2015年1月〕
日本の喜劇王エノケンとその座付作者・菊谷栄が、二人三脚で切り拓いた浅草レヴューの世界を、知られざる資料と証言で描いた書き下ろし評伝。文化人類学者の故・山口昌男が、80年代に筆を執ったが、中断したままついに完成には到らなかった。本書は、著者の意志を継いで“幻の遺稿”を整理・編集し、刊行するものである。



吉本隆明全集5[1957‐1959]

吉本全集5_cover

吉本隆明著
A5判変型・上製 672頁 定価:7,040円(本体6,400円)
978-4-7949-7105-0 C0395〔2014年12月〕
第5巻には、最初の単行本である代表的作家論『高村光太郎』と、初期の重要な評論「芸術的抵抗と挫折」「転向論」、および花田・吉本論争の諸篇を収録する。そのほか、新たに1篇の単行本未収録原稿を収める。第4回配本。



社会主義

社会主義cover

ウィリアム・モリス、E.B.バックス:著 監修:大内秀明 監訳:川端康雄 四六判 360頁 定価:2,530円(本体2,300円)
978-4-7949-6775-6 C0036〔2014年〕
W・モリス邦訳未完の幻の社会運動論、遂に刊行。幸徳秋水が参考にし、堺利彦が「モリスはいつまでも多くの人に愛読されている」と述べた稀代の名著。本著は人文読者やデザイナー、そしてあらゆる設計にかかわる読者に訴求できる内容になっている。



吉本隆明全集4[1952‐1957]

吉本隆明著
A5判変型・上製 688頁 定価:7,040円(本体6,400円)
978-4-7949-7104-3 C0395〔2014年9月〕
周到に用意された2冊の詩集『固有時との対話』『転位のための十篇』と、それに続く詩篇、および初期の代表的評論「マチウ書試論」などを収める。「一酸化鉛結晶の生成過程における色の問題」「労働組合問題の初歩的な段階から」など4篇の単行本未収録原稿を収録。第3回配本。