都市感覚を鍛える観察学入門

――まちを読み解き、まちをつくる

平本一雄 末繁雄一 著
A5判並製 280頁
定価:3,190円(本体2,900円)
978-4-7949-7330-6 C0052 〔2023年7月〕


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まちを観察すれば未来のすがたが見えてくる

都市(まち)には人々が集まり、モノやコトが溢れている。目の前の風景をただ眺めるだけでなく、「観察」という行為に高めると、まち歩きは発見に満ち、ビジネスやまちづくりのヒントまで見えてくる。まちを観察する現代の手法を紹介し、東京各エリアを中心に、歩き、カメラに収め、統計的な観察を行った。目まぐるしく変化し続けるまちの活動の断片を記録した、新世紀の考現学。

 

◇平本一雄(ひらもと・かずお)
1944年生まれ。1970年京都大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了。博士(工学)。三菱総合研究所取締役・人間環境研究本部長を経て、東京都市大学都市生活学部を創設し初代学部長、現在、名誉教授。東京大学、東京芸術大学、早稲田大学、明治大学などでも教鞭をとる。これまで、東京臨海副都心(お台場)、2005年日本万国博覧会などの全体計画の策定を行ったほか、世界各地の都市の調査研究に従事。著書に『世界の都市 5大陸30都市の年輪型都市形成史』(彰国社)、『東京プロジェクト “風景”を変えた都市再生12大事業の全貌』(日経BP、編著)、『臨海副都心物語 「お台場」をめぐる政治経済力学』(中央公論新社)、『東京これからこうなる』(PHP研究所)など。
◇末繁雄一(すえしげ・ゆういち)
1977年生まれ。熊本大学大学院自然科学研究科博士後期課程修了。博士(工学)。一級建築士。東京都市大学都市生活学部都市生活学科准教授。専門は都市計画、建築計画。東京都市大学総合研究所QOL指向型都市公共空間マネジメント研究ユニット長、一般社団法人ナカメエリアマネジメント理事などを兼任。著書に『都市5.0 アーバン・デジタルトランスフォーメーションが日本を再興する』(翔泳社、共著)、『都市イノベーション 都市生活学の視点』(朝倉書店、共著)など。
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