記憶のつくり方

記憶のつくり方長田弘
A5判 128頁
定価:1,980円(本体1,800円)
4-7949-3531-5 C0092 〔1998年〕


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心の中で仄かな光を放つかけがえのない経験。人の記憶の木はどのように育ち、言葉を実らせるのか。死、海の音、友だち、路地の奥、肩車……。忘れられない光景、思いがけない出来事にひそむ生の一瞬の輝き。人生の秘密を鮮やかに照らす珠玉の詩文集。「美しい言葉だけでなく、鋭く今を撃つ言葉がここにある」(朝日新聞)。桑原武夫賞受賞。

◇長田 弘(おさだ・ひろし)
1939年、福島県福島市生まれ。早稲田大学第一文学部独文専修卒業。詩人。1965年、詩集『われら新鮮な旅人』でデビュー。1998年『記憶のつくり方』で桑原武夫学芸賞、2009年『幸いなるかな本を読む人』で詩歌文学館賞、2010年『世界はうつくしいと』で三好達治賞、2014年『奇跡―ミラクル』で毎日芸術賞をそれぞれ受賞。また、詩のみならずエッセイ、評論、翻訳、児童文学等の分野においても幅広く活躍し、1982年、エッセイ集『私の二十世紀書店』で毎日出版文化賞、2000年『森の絵本』で講談社出版文化賞を受賞。2015年5月3日、逝去。
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