「死にたい」気持ちをほぐしてくれる シネマセラピー上映中

――映画通の精神科医がおススメ 自殺予防のための10本の映画

高橋祥友
A5判並製 164頁
定価:1,540円(本体1,400円)
978-4-7949-6774-9 C0011 〔2012年〕


アマゾンで購入する
楽天ブックスで購入する
セブンネットで購入する

 

1998年以来、日本の年間自殺者数は3万人を超え続け、世界でもトップクラスの自殺率を示している。本書では、精神科医が選んだ適切な映画を観ることで自殺に関する適切な知識を与え、自殺の現実を感じたり、客観的に捉えたり、遺される人やその後の状況などを考えたりすることで新たな視点を提示し、凝り固まった「死にたい」気持ちをほぐしてくれます。

目次

第1部 自殺の実態
(1)日本の自殺 (2)世界との比較 (3)自殺予防の基本概念
(4)自殺の危険因子 (5)自殺にまで追いつめられた人の心理
(6)対応の原則:「自殺したい」と打ち明けられたら
(7)治療の原則 (8)事例

第2部 映画に描かれた自殺の危険
「普通の人々」「素晴らしき哉、人生」「セント・オブ・ウーマン:夢の香り」
「道」「リービング・ラスベガス」「失われた週末」
「17歳のカルテ」「桜桃の味」「いまを生きる」「シルヴィア」

◇高橋祥友(たかはし・よしとも)
日本の自殺研究の第一人者。医学博士、精神科医。おもな著書に『自殺の心理学』(講談社現代新書)、『自殺予防』(岩波新書)、『心を癒すシネマセラピー』(海拓舎)、『映画にみる心の世界』(金芳堂)ほか多数。
関連書籍