自死

――現場から見える日本の風景

瀬川正仁 著
四六判並製 248頁
定価:1,650円(本体1,500円)
978-4-7949-6924-8 C0095〔2016年5月〕


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自ら死を選んだわけじゃない

日本は先進国のなかで、飛びぬけて自死の多い国である。それは、なぜなのだろうか。学校で、職場で、家庭で、人を死にまで追い込むのは、どのような状況、心理によるのだろうか。また遺族は、親しい人の死をどのように受け入れていくのか。借りていた部屋の損害賠償の問題や生命保険の取り決め。向精神薬の薬害、貧困、ギャンブル依存症など、複雑に絡み合う自死の問題点を読み解き、自死遺族会、医師、弁護士、宗教家など、問題にかかわっている多くの人びとを取材しながら、実態を明らかにする。

〈書評・パブ掲載〉
日本海新聞  2016.6.20
山梨日日新聞 2016.6.19
熊本日日新聞 2016.6.19
下野新聞   2016.6.19
高知新聞   2016.6.19
信濃毎日新聞 2016.6.19
佐賀新聞   2016.6.19
北國新聞   2016.6.18

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【目次】

序   自死大国で暮らして

第一章 学校と自死

第二章 職場と自死

第三章 宗教と自死

第四章 責任と自死

第五章 精神医療と自死

第六章 高齢者と自死

終 章 生きる希望を繋ぐ

 

◇瀬川正仁(せがわ・まさひと)
ノンフィクションライター。1978年、早稲田大学第一文学部卒業。80年代より映像作家として、アジア文化、マイノリティ、教育問題などを中心にドキュメンタリーや報道番組をつくってきた。それらの経験をもとに、さまざまなジャンルのノンフィクションを手がけている。日本ペンクラブ会員。著書に、『老いて男はアジアをめざす』『若者たち―夜間定時制高校から視えるニッポン』『集める人びと』(バジリコ)、『アジアの辺境に学ぶ幸福の質』(亜紀書房)、『教育の豊かさ 学校のチカラ』(岩波書店)など。

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