5歳からの哲学

――考える力をぐんぐんのばす親子会話

ベリーズ・ゴート、モラグ・ゴート 著 高月園子 訳
A5判並製 224頁
定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-7072-5 C0037 〔2019年1月〕


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親と子、先生と子どもたちがいっしょになって、
哲学を楽しむ本

本書は5歳から上の子どもたちに哲学の手ほどきをする本です。現役の小学校教諭と大学の哲学教授の共同執筆によるもので、実践的かつ学術的。子どもの思考力、集中力、そして議論する力を飛躍的に伸ばします。
哲学を学んだ経験がなくても心配はいりません。子どもに哲学を教える作業の第一歩は、まず子どもに哲学的な議論をするチャンスを与え、その議論に集中させることです。本書のプランに従って、親と子、先生と子どもたち、いっしょに哲学を楽しみましょう。
開智学園教諭、教育哲学専門の土屋陽介さんの解説付き

【本書を学べば、以下の力が自然に身に着きます】
批判的な論理的思考力
創造的思考力
集中力
聴く力
社交性

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【目次】

 

1 政治哲学 公平さとルール

こぐまのピクニック――どういうことを公平って言うのかな?1

ガビンのすなば――どういうことを公平って言うのかな?2

動物たちのおやつ――どういうことを公平って言うのかな?3

学校の決まり――決まりはいつでも必要なこと?

 

2 環境哲学 草地、ゴミ、リサイクル

グリーンヒル村――自然はそのままのほうがいいのかな?

象の水遊び――自然にあるものはなくならないの?

ゴミ箱ベニー――リサイクルはなぜしなくてはいけないの?

 

3 社会哲学 友だちと人間関係

こぐまの友だち――友だちってなんだろう 1

ウイリアムとアーサー―友だちってなんだろう 2

エマとサリー―友だちってなんだろう 3

羊のメーシー――みんなちがっていていいの?

大きなこぐまは転校生――仲間を作ること

 

4 倫理 美徳と悪徳

サムの「親切の日」――親切って、どんなこと?

カースティのうそ――ほんとうのことを話すべきなの?

魔法の言葉――「ありがとう」を言うために

けちんぼテッド――プレゼントのお返しについて

自分本位なカバ――自分勝手はいけないの?

なまけものの毛虫――なまけものは悪いこと?

食いしんぼうのウサギ――よくばりなのは悪いこと?

5 美学 美しさ、絵、物語

美しいもの――だれもが同じに美しいと思うのかな?

ネコ――ほんものかどうか、見分けられるかな?

海辺の散歩――ほんとうのことと空想のこと

洞窟のモンスター――こわい話とほんとうにこわいこと

 

6 心の哲学 感情、何かを信じること、人

おこりんぼパッチ――どんなときなら、おこってもいいの?

ウサギとネズミ――いつでもこわがるべきなの?

ハッピーなスージー――なにがわたしたちを幸せにするの?

悲しいテッド――なんで悲しくなるんだろう

アンディのけが――いたいことはどんなときにも悪いこと?

ロボットのアイザック――ロボットと人のちがいはどこにあるの?

7 認識論 夢と錯覚

ミリーの悪夢――どうしたら夢じゃないとわかるの?1

学校の夢――どうしたら夢じゃないとわかるの?2

水中のエンピツ――目に見えるものは、すべてそのとおりなのかな?

 

8 形而上学 何が真実か

ネコのアンガス――ほんものと物語のなかの動物はどうちがう?

数――数はほんとうにあるものなの?

テセウスの船――なにかとなにかが同じであると言えるには?

 

【土屋陽介先生からの一言】

公平について/決まりについて/環境について/環境について 2/友だちについて/違いについて/自分と違う人を受け入れること/徳について/悪徳について/本物について/感情について/ロボットについて/夢と現実について/数について/同じということについて

 

◇ベリーズ・ゴート(Berys Gaut)
英国スコットランドのセント・アンドリュース大学哲学教授。英国オックスフォード大学卒業後、米国プリンストン大学にて修士号と博士号を取得。『芸術、感情と倫理』(オックスフォード大学出版局)、『映画芸術の哲学』(ケンブリッジ大学出版局)、『芸術の創造』(共著、ケンブリッジ大学出版局)のほか、創造性の哲学、芸術の哲学、倫理学との関係における美学などについての著書、共著、新聞雑誌への寄稿多数。また、哲学を通して幼い子どもに創造的で批判的な思考力を育む教育法に力を注いでいる。
◇モラグ・ゴート(Morag Gaut)
英国ファイフのアンストラザー小学校教諭。
◇高月園子(たかつき・そのこ)
翻訳者・エッセイスト。東京女子大学文理学部卒業。英国在住歴25年。翻訳書はR・ソルニット『災害ユートピア』、M・ラトレル『アフガン、たった一人の生還』、I・アブエライシュ『それでも、私は憎まない』(以上、亜紀書房)、リン・シェール『なぜ人間は泳ぐのか?』(太田出版)、R・スチュワート『戦禍のアフガニスタンを犬と歩く』(白水社)、P・ジンバルドー『男子劣化社会』(晶文社)ほか多数。エッセイには『ロンドンはやめられない』(新潮文庫)などがある。
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