濃霧の中の方向感覚

鷲田清一 著
四六判並製 356頁
定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-7066-4 C0095 〔2019年2月〕


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危機の時代の知性とは、
方向感覚を保ちつづけること

危機の時代、先の見えない時代において、ほんとうに必要とされ、ほんとうに信じられる知性・教養とはなにか? それは、視界の悪い濃霧の中でも道を見失わずにいられる「方向感覚」のこと。複雑性の増大に耐えうる知的体力をもち、迷ってもそこに根を下ろしなおすことのできるたしかな言葉と出会う。社会、政治、文化、教育、震災などの領域において、臨床哲学者がみずからの方向感覚を研ぎ澄ませながら綴った思索の記録。

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【目次】

まえがき

1 社会 Society
2 政治 Politics
3 文化 Culture
4 教育 Education
5 震災後のことば Literature After the Disaster
6 身辺雑記 Memories

対話の可能性──あとがきに代えて

 

◇鷲田清一(わしだ・きよかず)
1949年京都府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。大阪大学教授、大阪大学総長などを歴任。現在、京都市立芸術大学理事長・学長、せんだいメディアテーク館長。哲学・倫理学を専攻。89年『分散する理性』(のち『現象学の視線』に改題〔講談社学術文庫〕)と『モードの迷宮』(ちくま学芸文庫)でサントリー学芸賞、2000年『「聴く」ことの力』(阪急コミュニケーションズ/ちくま学芸文庫)で桑原武夫学芸賞、12年『「ぐずぐず」の理由』(角川選書)で読売文学賞を受賞。他の著書に『ちぐはぐな身体』(ちくま文庫)、『「待つ」ということ』(角川選書)、『〈ひと〉の現象学』(筑摩書房)、『おとなの背中』(角川学芸出版)、『パラレルな知性』(晶文社)、『哲学の使い方』(岩波新書)、『しんがりの思想』(角川新書)、『まなざしの記憶』(写真・植田正治、角川ソフィア文庫)、『素手のふるまい』(朝日新聞出版)などがある。
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