無責任の新体系

――きみはウーティスと言わねばならない

荒木優太 著
四六判上製 216頁
定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-7076-3 C0095 〔2019年2月〕


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「自己責任」「連帯責任」の同時抑圧に対し、
「無責任」は戦略として有効か?
注目の在野研究者によるフリーター系社会超批評!

海外に出かけテロリストの人質になると「自己責任」論が叫ばれる一方、甲子園球児の不祥事が発覚するとそのチームが不出場となるように「連帯責任」の縛りも強い。若者は、社会から同時に押しつけられる「責任論」とどう対峙すべきなのか? 自由に生きる道はあるのだろうか? 丸山眞男、和辻哲郎、高橋哲哉、加藤典洋、ロールズ、アレント、レヴィナスらのテクストを読み解きつつ、日本社会における匿名性の可能性と限界について考察するフリーター系社会超批評。作戦名は「ウーティス(誰でもない)」。

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【目次】

序 ウーティスという責任

第一章 日本の無責任

第二章 間の熟読者たち

第三章 ペルソナの逆説

第四章 演劇モデルを反駁す

第五章 匿名の現代思想

第六章 正義と第三者

第七章 そしてヴェールへ

第八章 楽しいテクスト論

 

◇荒木優太(あらき・ゆうた)
1987年東京生まれ。在野研究者(専門は有島武郎)。明治大学文学部文学科日本文学専攻博士前期課程修了。Web媒体を中心に、日本近代文学関連の批評・研究を発表している。2015年、「反偶然の共生空間──愛と正義のジョン・ロールズ」が第59回群像新人評論賞優秀作となる。著書に、『これからのエリック・ホッファーのために──在野研究者の生と心得』(東京書籍)、『貧しい出版者──政治と文学の紙の屑』(フィルムアート社)、『仮説的偶然文学論──〈触れ‐合うこと〉の主題系』(月曜社)などがある。
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