しあわせとお金の距離について

佐藤治彦 著
四六判並製 240頁
定価:1,595円(本体1,450円)
978-4-7949-7084-8 C0036〔2019年4月〕


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「老後破産教」には、入らない。

老後の不安はお金があれば解消するのだろうか? 守るだけでは楽しい老後は手にはいらない。

高齢になっても家を維持できるか?
趣味こそリスク分散?
高齢者の楽しい働き方は?
同窓会に着ていくスーツは買うべき?

大きな問題から小さな問題まで、人生100年時代のお金としあわせの距離を測る。自分の人生を楽しく生き切った、そう思えるように、私たちがほんとうに準備しなければならないことがわかる本。

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【目次】

まえがき

1 不安とともに人生を過ごさない。その考え方と生活の技術

人生を一〇〇年時代と考える前に
老後破産教に入信していませんか?
ガマンは美徳? マイナス金利時代に意識しておきたい大切なこと
年金や健康保険制度がどうなるか、が不安でたまらないあなたへ
出し抜いてやろうとする人は丸裸にされます。知恵を使って増やすべきなのです

2 しあわせとお金の程よい距離を測る

しあわせになるためにお金を使う。実はこれがむずかしいのです
使わないものにお金を使いすぎていませんか?
僕が特上のにぎり寿司を食べられない理由
「おすそわけ」は周りも自分もしあわせにする
土曜日の朝。電車の中でのちょっとしたコト
しあわせな人間関係はお財布にも優しいものです

3 終の棲家の考え方

ダウントン・アビーのようなお屋敷ではないけれど
売れない家をどうしたらいいか
そんな美味い話はあるわけないのに
災害大国日本。それは、資産が急に奪われる可能性を意味します
相続税対策を懸命にやって相続に失敗するひとたち。
老人ホームとシェアハウス
思い出の品は画像に写し、現物はお金に換えていきましょう
定年したら運転免許を返納しよう。

4 保険と健康の健全な関係

すぐにでもしてほしいのは、生命保険の確認です
高齢者向け保険はお守りのようなものです
愛する人の平穏でしあわせな人生を壊さないために
五万円を生命保険に使う人、高級人間ドックに使う人
病院には笑顔でおしゃれをしてちょくちょく出かけましょう

5 終活をはじめる前に

父の再就職物語
無理して生きがいを見つける必要はありません
趣味こそリスク分散が必要です
副業は本日から始める
海外旅行は次の休みからした方がいい
ひとり旅は第二の人生の必修科目
終活。お墓とお葬式について考える――お墓編
終活。お墓とお葬式について考える――お葬式編

6 五〇代からの賢い買い物指南

パソコン、スマホの正しい買い方は人まねです
近所に顔なじみの寿司屋とイタリアンの店を持つ
福袋は誰を笑顔にするものでしょうか
一〇〇円ショップで安いものと高いもの
六〇歳を過ぎたら、自分の好みで洋服を買うのを辞めてみよう
長く使わないかもしれないから……ブランド品に限ります
お中元、お歳暮を贈るしあわせ

あとがき 一〇円玉の重み

 

◇佐藤治彦(さとう・はるひこ)
経済評論家、ジャーナリスト。1961年、東京都生まれ。慶應義塾大学商学部卒業、東京大学社会情報研究所教育部修了。JPモルガン、チェースマンハッタン銀行で銀行員としてデリヴァティブを担当。その後、短期の国連ボランティア、企業コンサルタント、放送作家を経て、テレビ、ラジオ、雑誌などで経済やマネーについての経済評論家、コメンテーターなどを務めている。近著に『年収300万~700万円 普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話』『年収300万~700万円 普通の人がケチらず貯まるお金の話』(ともに扶桑社)、『なぜかお金がなかなか貯まらない若いサラリーマンが知っておきたいお金の教科書』(大和書房)、『お金が増える不思議なお金の話』(方丈社)などのほか、趣味の海外旅行を活かした『ガイドブックにぜったい載らない海外パック旅行の選び方・歩き方』(アスペクト)や『海外パックツアーをもっと楽しむ本』(PHP研究所)、『アジア自由旅行』(島田雅彦氏との共著、小学館)などの旅行関連の著書がある。
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