維摩さまに聞いてみた

――生きづらい人のためのブッダのおしえ

細川貂々 マンガ 釈徹宗 監修
四六判並製 168頁
定価:1,540円(本体1,400円)
978-4-7949-7298-9 C0015〔2022年2月〕


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スーパー在家者「維摩さま」と
文殊菩薩の対話から知る、

生きづらさに効くブッダのおしえ

空とは? 六波羅蜜とは? 解脱とは? さとりとは?
異色の仏典「維摩経【ゆいまぎょう】」の世界をマンガにしました!

般若経、法華経と並ぶ仏教の代表的な経典のひとつ、維摩経。スーパー在家者「維摩さま」と文殊菩薩との対話から、仏教のおしえの根幹が見えてくる。「生きづらさを抱えて生きていくにはどうしたらいいんだろう?」心の悩みをいだく人たちに向けて、維摩経の物語世界をマンガ化。釈徹宗先生の解説付き。

 

苦しいときは、
ドローンをとばすように
上から自分をながめる

はかない自分
そのままを受けいれると
悩まなくなる

ボンノーの泥の中を
生きぬくことで
さとりの芽を出せる

関係性の中で変化するもの
それが「空」

 

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【目次】

はじめに

第一章 おだやかに生きられるには
第二章 維摩さま登場
第三章 お見舞い誰が行く?
第四章 もしかして誰も行ってくれないの?
第五章 病気のお見舞い
第六章 座るところ
第七章 そのままをうけいれる
第八章 さとりって何?
第九章 グレーが基本
第十章 香りのよい国
第十一章 食べ物のゆくえ
第十二章 正体
第十三章 供養すること
第十四章 人に託す

実践される空 『維摩さまに聞いてみた』解説 釈徹宗
おわりに

 

◇細川貂々(ほそかわ・てんてん)
1969年生まれ。漫画家・イラストレーター。セツ・モードセミナー出身。パートナーのうつ闘病を描いたコミックエッセイ『ツレがうつになりまして。』はベストセラーとなり、ドラマ化・映画化もされる。主な著書に『その後のツレがうつになりまして。』『7年目のツレがうつになりまして。』(共に幻冬舎文庫)、『それでも母が大好きです』(朝日新聞出版)、『それでいい。』『やっぱり、それでいい。』『夫婦・パートナー関係も それでいい。』『空気が読めなくても それでいい。』(いずれも水島広子との共著、創元社)、『生きづらいでしたか?』(平凡社)、『もろくて、不確かな、「素の自分」の扱い方』(幻冬舎)などがある。伊藤絵美『セルフケアの道具箱』(晶文社)ではイラストを担当。
◇釈徹宗(しゃく・てっしゅう)
1961年生まれ。浄土真宗本願寺派・如来寺住職。相愛大学教授。専門は宗教思想。『落語に花咲く仏教 宗教と芸能は共振する』(朝日選書)で第5回河合隼雄学芸賞を受賞。著書に『歎異抄 救いのことば』(文春新書)、『NHK100分de名著 歎異抄』『NHK100分de名著 維摩経』『NHK宗教の時間「観無量寿経」をひらく 』(いずれもNHK出版)など多数。
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