死の神話学

〈神話叢書〉
木村武史 編著
四六判並製 452頁
定価:3,080円(本体2,800円)
978-4-7949-7415-0 C0095〔2024年3月〕


アマゾンで購入する
楽天ブックスで購入する
セブンネットで購入する

 

いつから人は死すべき存在となったのか。
そして、死んだらどこへと向かうのか。
神話における<死の意味>とは。

日本における神話研究の最前線を斬新な観点から平易に伝える
<シリーズ神話叢書>、待望の第三弾!

本論集においては従来、神話研究において中心だった「死の起源神話」という
問題だけでなく、「死」を広いテーマとしてとらえ、死の神話・死の象徴に関
わる多様な表象を分析していく。通常あまり触れることのない地域の神話・伝
承を仔細にわたり取り上げつつ、現代に関係する事象とも向き合うことで、わ
れわれが持つ「死の観念」「死のルーツ」を明らかにする。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【目次】

1:山本 孟◎『テリピヌ神話』にみるヒッタイト時代アナトリアの「死」の世界
2:田澤恵子◎古代エジプトにおける死後の復活再生と神々の協働
3:岩嵜大悟◎聖書は死の起源についての神話を語るのか?
4:斧原孝守◎雲南少数民族の死の起源神話
5:石川 巌◎最初の死――古代チベット土着宗教儀礼説話に見る死の起源
6:大木 舞◎不死なる神ヴィシュヌの化身神話
7:二宮文子◎中世南アジアのスーフィズムにおける「死」と「死者」
8:黒田賢治◎生と死のはざまを「生きる」――現代イランの「殉教者の奇跡」
9:内海敦子◎インドネシア――死と天界と生まれ変わり
10:窪田幸子◎アボリジニの死の概念と神話
11:松村一男◎死すべき人間と不死の神々
12:植 朗子◎『ドイツ伝説集』「死の伝説」「生の伝説」をめぐる〈神話的な死〉
13:岩崎 賢◎メソアメリカの《死と生の旅》の神話
14:木村武史◎北米先住民宗教における死の神話

 

◇木村武史(きむら・たけし)
1962年生まれ。筑波大学人文社会系教授。1998年、シカゴ大学大学院神学校宗教学専攻修了、Ph.D. 専門は宗教学。主な著作に『北米先住民族の宗教と神話の世界』(筑波大学出版会、2022年)、編著『性愛と暴力の神話学』(晶文社、2022年)、ほか多数。
関連書籍