新版 写真論

〈晶文社ライブラリー〉
スーザン・ソンタグ 著 近藤耕人 訳
四六判並製 264頁
定価:2,420円(本体2,200円)
978-4-7949-8024-3 C0072 〔2026年7月13日発売予定〕


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いまも鮮烈な
写真批評の古典にして金字塔

「写真を撮るということは、写真に撮られるものを自分のものにするということである」

写真は世界の断片を収集し、世界を複写する。多くの写真映像が氾濫する今日、写真について語ることは、世界について語ることだ。写真というメディアが社会や文化、そして人間の感受性に及ぼす影響を鮮烈に描き出した、ソンタグの名著の新版。スマートフォンやSNSによって誰もが日常的に写真を撮り、発信する現代において、ますます切実な意味を持つ、写真批評の古典にして金字塔。

解説=村上由鶴(写真研究)

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【目次】

プラトンの洞窟で

写真でみる暗いアメリカ

メランコリーな対象

視覚のヒロイズム

写真の四福音書

映像世界

引用の小冊子──W・Bを讃えて

 

訳者あとがき──アメリカと写真

解説 汗をにじませた貴族 村上由鶴

 

◇スーザン・ソンタグ(Susan Sontag)
1933年ニューヨーク生まれ。文芸批評家・作家。バークレイ、シカゴ、ハーヴァード大学で哲学を学ぶ。卒業後パリ大学で研究生活を送った後、『コメンタリイ』誌の編集者を経て、コロンビア大学その他で哲学を講じる。63年初の小説『恩恵者』、66年評論『反解釈』を刊行し、アメリカ60年代の急進的文学の旗手として注目を集める。評論作品に『反解釈』(ちくま学芸文庫)、『ラディカルな意志のスタイルズ』(河出書房新社)、『隠喩としての病い・エイズとその隠喩』(岩波文庫)、『他者の苦痛へのまなざし』(みすず書房)など、小説作品に『火山に恋して』(みすず書房)、『イン・アメリカ』(河出書房新社)などがある。2004年ニューヨークにて死去。
◇近藤耕人(こんどう・こうじん)
1933年東京生まれ、東京大学文学部英文科卒業。明治大学名誉教授。著書に『映像と言語』(紀伊国屋書店)、『映像言語と想像力』(三一書房)、『見える像と見えない像』『眼と言葉』(共に創樹社)、『見ることと語ること』(青土社)、『映像・肉体・ことば』『アイルランド幻想紀行』『目の人』(いずれも彩流社)、『ドン・キホーテの写真』(未来社)、『石の中から聞こえる声』『ミメーシスを越えて』『山高帽と黒いオーバーの背』(いずれも水声社)など。訳書にエリック・バーナウ『世界ドキュメンタリー史』(日本映像記録センター)、ジェイムズ・ジョイス『さまよえる人たち』(彩流社)などがある。