ドファララ門

山下洋輔著
四六判変型上製 384頁
定価:本体2000円+税
978-4-7949-6864-7 C0095 〔2014年〕


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名ジャズピアニストにして、名エッセイストの自伝的エッセイ

古希を迎えたジャズピアニストが、自らの音楽的ルーツを求めて時空間を駆け巡る。
明治・大正・昭和・平成の世をまたぎ、国境も越えて追いかけるのは、母が遺した“ホルーゲルの謎”。
ジャズの歴史的発祥から、「おれは何者か」という永遠の問いまで描き切る、ヤマシタ流抱腹絶倒ジャズ自叙伝。
父方のルーツを探った快著『ドバラダ門』(新潮社、1990 年)の続編ともいえる母方篇。

〈書評・パブ掲載〉
週刊読書人 2015.5.1・8合併号(評者:福島泰樹さん)
四國新聞 2015.3.29
上毛新聞 2015.3.15
河北新報 2015.3.8
北海道新聞 2015.3.1(評者:青澤隆明さん)
下野新聞 2015.3.1
ジャズ批評 2015.3月号
朝日新聞 2015.2.1(評者:松原隆一郎さん)
日刊ゲンダイ 2015.1.26
月刊ピアノ 2015.2月号
週刊現代 2015.1.31号
毎日新聞 2015.1.18
毎日新聞大阪版 2015.1.16
夕刊フジ 2015.1.10
週刊エコノミスト 2015.1.13号(評者:与那原恵さん)
家庭画報 2015.2月号

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【目次】

プロローグ

第一章

次男洋輔、戦時下に誕生/三歳児、空襲と疎開を体験する/「洋輔はもうピアノに触っていた」/初恋、代田橋に散る/菊代、夢路を歩く/新天地で、菊代弾く/「これをやりなさい」と、母菊代/坂道の果てで/小山家創世記/三味線女房/バブリング生還/田川オーラス

第二章

帰京と故郷/さまざまなコード/「これが君の音なのだね」/高円寺道場/菊代、道をつける/あにおとうと/真卿、ソロをとる/「お兄様のお考えとあれば従います」/私学あり漢文あり、明治人/松吉との邂逅

第三章

越南サプライズ/京の都のキクハチ勝負/菊代、一筆認める/「初産だから当り前のこと」/「ホルーゲル」出現/二歳の決意/ブルースの底から/忘れられない男

第四章

ロングソロ、始まる/ジャズといえば/左手こそがイノチ/大学にはいつ入る/モーツァルトもベートーヴェンも/デーマン以上、ゲーマン未満/菊代は許してくれるだろう/トップシークレットを真っ先に/「あんたでなければならんのよ」/フロリダ断章/彼らがやってこそ/「同じか変えるか」についての考察/「曲を書くからそれを吹いてください」

第五章

記憶とは不思議なもの/お母さんそっくり/青春のエネルギー爆発の場/音楽も野球も/「将来必ず偉くなるのですから」/「木曜会」発足/パリの芸術家/サスペンスも監獄も/魅せられて/「僕も百歳まで生きますから」/鹿児島沸騰/こういうリズムがありますか?/キクヨニキク/曽祖父、詠う/芸事DNA発見

第六章

菊代、歴女になる/ドラマーで目覚めた遺伝子/菊代、講釈師になる/世の慈善家諸君に告ぐ/金はどうする/良心ヲ欺クノ処為ヲナシテイナイカ/やっぱり、パノプティコンじゃけん!/今日の人心に適する様の方法/革命派人質作戦/真卿、歴史と切り結ぶ/夜討ち朝駆け悲願実行

第七章

不幸な出会いがもたらした人類最高の宝/西欧作曲家列伝因縁篇/ジャズと明治の並行時間/アメリカの一番星/「木曜会」門前復活/踊る一族/方舞すなわちカドリールの謎/「ジャズはおれが作った」/ゴリョウチが結ぶ縁/「良家の子女の素養」として/あこがれの踊り

第八章

ミュンヘン邂逅/布団痙攣事件/「それがDNAだというのです!」/「ビッグバンドを作ろうよ」/時空を超える音/音無し君登場/科学者と芸術家と職人がまざったような/「HORUGEL」はどこから/国内ピアノ黎明期/ホルーゲル解体/全ては人のおかげ

◇山下洋輔(やました・ようすけ)
1942 年東京生まれ。69 年、山下洋輔トリオを結成、ジャズピアニストとして国内外で高い評価を得る。83 年にトリオを解散して以降は、ソロ・ピアノ及び和太鼓やオーケストラとの共演など活動の場を広げ、世界各国で旺盛な演奏活動を展開。88 年に山下洋輔ニューヨーク・トリオを結成。2013 年にニューヨーク・トリオ結成25 周年記念アルバム「グランディオーソ」をリリース。1999 年芸術選奨文部大臣賞受賞、2003 年紫綬褒章、12 年旭日小綬章受章。演奏活動のかたわら、名エッセイストとしても知られ、『即興ラプソディ──私の履歴書』(日本経済新聞出版社)、『猫返し神社』(飛鳥新社)、『音楽マル秘講座』(新潮文庫)など著書多数。現在、国立音楽大学招聘教授を務める。

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