子どもの人権をまもるために

〈犀の教室〉
木村草太 編著
四六判並製 352頁
定価:本体1700円+税
978-4-7949-7034-3 C0036 〔2018年2月〕


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現場のアクティビストと憲法学者が協同して編んだ、
子どもを支えるための論考集。

「子どもには人権がある」と言われるが、ほんとうにその権利は保障されているか。大人の「管理の都合」ばかりが優先され、「子どもだから仕方ない」で片づけられてはいないか。貧困、虐待、指導死、保育不足など、いま子どもたちに降りかかるさまざまな困難はまさに「人権侵害」。この困難から子どもをまもるべく、現場のアクティビストと憲法学者が手を結んだ。子どもたちがどんなところで困難を抱え、なにをすればその支えになれるのか。「子どものためになる大人でありたい」と願う人に届けたい、緊急論考集。

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【目次】

序章 子どもの権利──理論と体系 木村草太(首都大学東京・憲法学)

 

【第1部 家庭】

第1章 虐待──乗り越えるべき四つの困難 宮田雄吾(大村共立病院・大村椿の森学園)
第2章 貧困──子どもの権利から問う、子どもの貧困 山野良一(名寄市立大学・専門社会調査士)
第3章 保育──待機児童問題は大きな人権侵害 駒崎弘樹(認定NPO法人フローレンス代表)
第4章 10代の居場所──「困っている子ども」が安心できる場を 仁藤夢乃(一般社団法人Colabo代表)
第5章 障害──障害をもつ子どもへの暴力を防ぐために 熊谷晋一郎(東京大学・当事者研究)
第6章 離婚・再婚──子どもの権利を保障するために親が考えるべきこと 大塚玲子(編集者・ライター)

 

【第2部 学校】

第7章 体育・部活動──リスクとしての教育 内田良(名古屋大学・教育社会学)
第8章 指導死──学校における最大の人権侵害 大貫隆志(「指導死」親の会 共同代表)
第9章 不登校──再登校よりも自立の支援を 大原榮子(「メンタルフレンド東海」世話人代表・名古屋学芸大学)
第10章 道徳教育──「道徳の教科化」がはらむ問題と可能性 前川喜平(元文部科学省事務次官)
第11章 保健室──学校で唯一評価と無縁の避難所 白濵洋子(佐賀女子短期大学・学校保健)
第12章 学校の全体主義──比較社会学の方法から 内藤朝雄(明治大学・社会学)

 

【第3部 法律・制度】

第13章 児童相談所・子どもの代理人──子どもの意見表明権を保障する 山下敏雅(弁護士)
第14章 里親制度──子どもの最善の利益を考えた運用を 村田和木(ライター・社会福祉士)
第15章 LGBT──多様な性を誰も教えてくれない 南和行(弁護士)
第16章 世界の子ども──身体の自由、教育への権利、性と生殖に関する健康 土井香苗(国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表)

 

終章 子どもの権利を考える──現場の声と法制度をつなぐために  木村草太

 

◇木村草太(きむら・そうた)
1980年生まれ。東京大学法学部卒業、同助手を経て、現在、首都大学東京法学系教授。専攻は憲法学。著書に『キヨミズ准教授の法学入門』『憲法の創造力』『テレビが伝えない憲法の話』『集団的自衛権はなぜ違憲なのか』『憲法という希望』『憲法の急所 第2版』『木村草太の憲法の新手』などがある。

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