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撤退論

撤退論

――歴史のパラダイム転換にむけて

〈犀の教室〉内田樹 編
四六判並製 272頁 定価:1,870円(本体1,700円)
978-4-7949-7307-8 C0095〔2022年4月〕
持続可能な未来のために、資本主義から、市場原理から、地球環境破壊から、都市一極集中から、撤退する時が来た!「子どもが生まれず、老人ばかりの国」で、「撤退する日本はどうあるべきか」について、衆知を集めて論じるアンソロジー。



なぜ「弱い」チームがうまくいくのか

なぜ「弱い」チームがうまくいくのか

――守り・守られる働き方のすすめ

今中博之 著
四六判並製 224頁 定価:1,760円(本体1,600円)
978-4-7949-7310-8 C0036〔2022年4月〕
障がい、病気やケガ、出産・育児、介護……それぞれの事情を抱えた人たちが共に働くことの増えた昨今。もう多様性を抜きにした職場づくりはありえない。100万人に1人という身体障がいをもち、さまざまな規模のチームを経験した著者が見出す強いチームの条件とは?



吉本隆明全集28[1994-1997]

吉本隆明全集28

吉本隆明 著
A5判変型上製 656頁 定価:7,480円(本体6,800円)
978-4-7949-7128-9 C0395〔2022年4月〕
雑誌編集部の挑発を受けて立って構成された『わが「転向」』、および西伊豆で水難事故に遭った前後の文章などを収める。単行本未収録53篇。第29回配本。月報は辺見庸さん(作家)、道浦母都子さん(歌人)、ハルノ宵子さん(漫画家・作家)が執筆。



「できる」と「できない」の間の人

「できる」と「できない」の間の人

――脳は時間をさかのぼる

樋口直美 著
四六判並製 216頁 定価:1,650円(本体1,500円)
978-4-7949-7308-5 C0095〔2022年4月〕
突然発症したレビー小体病という「誤作動する脳」を抱え、長いトンネルから這い出てきた著者が、老い、認知症、そしてコロナ禍と向き合い悪戦苦闘する日々を綴ったエッセイ集。心配しないで。未来はきっと、そんなに悪くない。



絶滅へようこそ

――「終わり」からはじめる哲学入門

稲垣諭 著
四六判並製 380頁 定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-7309-2 C0010〔2022年4月〕
人間の視点を越えた視座、億年単位の宇宙を問題とする(当然すでに人類などというものもいない)、ある種「至高的な空間」から、「絶滅」を考えたとき見えてくるものとは。荒川修作の思想を系譜する気鋭の哲学者が「総合知としての哲学」を武器に、人類の未来を探究する。



ははとははの往復書簡

ははとははの往復書簡

長島有里枝 山野アンダーソン陽子 著
四六判仮フランス装 210頁 定価:1,870円(本体1,700円)
978-4-7949-7306-1 C0095〔2022年4月〕
写真家・長島有里枝とガラス作家・山野アンダーソン陽子による日本とスウェーデンを行き交う往復書簡。「子育て」をテーマに始まった手紙のやりとりが広がりを見せ、テーマに限らない対話が次々と展開されていく。年齢も住む場所も考えも違う二人が、正直に自分の言葉で対話を重ねていく往復書簡。



憑依と抵抗

――現代モンゴルにおける宗教とナショナリズム

島村一平 著
四六判並製 400頁 定価:2,420円(本体2,200円)
978-4-7949-7303-0 C0095〔2022年3月〕
シャーマニズム、ヒップホップ、化身ラマ、民族衣装、そしてチンギス・ハーン。現代モンゴルを理解する上で欠かせない「貫く論理」をそれぞれの断片に見出す。グローバル化と呪術化の間で揺れ動くその姿とは。