これからの本の話をしよう

萩野正昭 著
四六判並製 304頁
定価:1,870円(本体1,700円)
978-4-7949-7075-6 C0095 〔2019年2月〕


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本そのものの魅力、役割、可能性とは

本は「小さなもの」のためにこそ存在する。その原点を私たちは忘れてしまっているのではないか──。電子出版のためのウェブサービス「Romancer」、ブラウザ型読書システム「BinB」、本のプロモーション支援ツール「Power Thumb」を開発し、片岡義男全著作電子化計画など、数々の画期的な出版プロジェクトに取り組む株式会社ボイジャー。その創業者である著者が、25年にわたる先駆的な歩みを振り返りつつ、本と出版の未来について語った。紙か? 電子か? といった技術論やビジネス論にとどまらない、本そのものの魅力、役割、可能性を考えていく。自分たちのメディアを育て、確立していくための、デジタル時代の出版論。

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【目次】

まえがき
第1章 メディアは私たちのもの
第2章 なぜ出版、どうしてデジタル
第3章 本はどこに向かっていくのか
第4章 本とは、ほんとうにただものではない
あとがき

 

◇萩野正昭(はぎの・まさあき)
1946年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒業。1969年港湾建設会社に就職、兵庫県で埋立造成工事に従事。1970年から東映教育映画部で契約演出職として働く。1981年以降パイオニアでレーザーディスク制作・企画、1990年からはパイオニアLDC取締役映画製作部長としてキャロルコとの資本提携にともなうハリウッド映画のビジネス展開に従事する。1992年ボイジャー・ジャパンを設立。代表取締役としてデジタル出版事業を開始する。2013年ボイジャー代表取締役を退任、現在は取締役として企画開発にかかわる。著書に『電子書籍奮戦記』(新潮社)、『本は、これから』(共著、岩波新書)、『木で軍艦をつくった男』(共著、ボイジャー)などがある。
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