話し足りないことはない?

――対人不安が和らぐグループセラピー

アンナ・フィスケ 著 枇谷玲子 訳
A5判上製 96頁
定価:1,870円(本体1,700円)
978-4-7949-7086-2 C0011〔2019年4月〕


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孤独を抱えて生きる6人の回復の物語

対人不安や孤独に悩む、年齢も性別も異なる6人の男女。家族や会社の同僚たちとの関係、アラフォーの恋、街中でのパニック発作……それぞれの日常を繰り返し、週ごとのセラピーで心の内を打ち明けあう。傷ついた体験は、話すことで癒やされる。ノルウェーを代表する漫画家が、自身の体験に基づいて描いた〈セラピー〉マンガ。

【セラピーの参加者たち】
・母親とうまく会話できないマーリ
・会社の同僚たちに溶け込めないペール
・夫に出ていかれ独りで暮らすグレータ
・情緒不安定な妻を気づかうスタイナー
・付き合う気のない男と関係を持つシーヴ
・パニック障害に苦しむアリ

 

 

◇アンナ・フィスケ(Anna Fiske)
1964年、スウェーデン生まれ。ストックホルムにあるスウェーデン国立美術工芸デザイン大学でグラフィック・デザインとイラストレーションを学んだ後、1992年から漫画家、イラストレーターとして活動開始。1994年、ノルウェーに移住。絵本や漫画などさまざまな作品を発表している。遊び心とオリジナリティに満ちた作風で高い評価を受け、「1年で最も美しい本」賞や文化省漫画賞、学校図書館協会文学賞など受賞歴多数。2016年、2017年にはアストリッド・リンドグレーン賞にノミネート。2018年には児童書『川』で、ノルウェーで最も権威あるブラーゲ賞を受賞した。その作品は多くの言語に翻訳され、中でも絵本『こんにちは、地球』シリーズは中国で刊行されると、発売半年で7万部以上のセールを記録。夫で、同じく漫画家のラース・フィスケとオスロに在住。
◇枇谷玲子(ひだに・れいこ)
1980年、富山県生まれ。2003年、デンマーク教育大学児童文学センターに留学(学位未取得)。2005年、大阪外国語大学(現大阪大学)卒業。在学中の2005年に翻訳家デビュー。北欧の書籍の紹介に注力している。主な訳書に、『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『北欧式 お金と経済がわかる本』(翔泳社)、『北欧式 眠くならない数学の本』(三省堂)、『自分で考えよう』『おおきく考えよう』『デンマーク幸福研究所が教える「幸せ」の定義』(晶文社)など。
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