内緒にしといて

長井短 著
四六判並製 208頁
定価:1,760円(本体1,600円)
978-4-7949-7198-2 C0095〔2020年10月〕


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ねぇ、悲しいのに笑うのそろそろやめない?
演劇モデル長井短がつづる、
読者の自尊心を研ぎ澄ますエッセイ集

恋愛、モテ、呪いの言葉、マウンティング……日々やり過ごしてしまいがちな違和感をどうしたらいいのか? 今の自分のまま抱えている違和感をどう取り除けるか? 長井短とファミレスで話しているような身近さで私たちを楽しく励ましてくれる本。
完全撮りおろし写真、ページを切り取って作れる「ミニ本」、なつかしのプロフィール帳など、読んで楽しい企画ページも満載!

【著者よりコメント】
「本を出せるらしいと知ってから1年が経ちました。夢が叶うって、弾けるような衝撃と共に起こることかと思ってたけど、虫歯みたいにゆっくりと、気付かないうちに起きることなんですね。あなたが読んでくれたら遂に、私の夢が叶います」

【本書より抜粋】
お前まさか……街で噂の匂わせ女か……?

お前の人生に彩りを与えるために生きてるわけじゃないんだよ

あんなやつら無視! 私たちだけでファミレス行こ!!

ねぇ、あの子のインスタに親でも殺されたの?

本当に色んな人がいるな。知ってたけどやっぱ色んな人いるわ

「傷つけないと気が済まないの」PMS地獄へようこそ

こんなことを言うと「え、それなら付き合わなくてよくない?」とか言ってくる人もいるだろうけど、うるせえお前は誰だ

一軒め酒場で開催された飲み会にエマ・ワトソンがいたら、99%の確率で、その場で一番可愛いのはエマ・ワトソンです

うるせえまずお前は自分の言ってることをちゃんと聞け、そして何度も同じ台詞を言ってるってことを理解しろ

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【目次】

まえがき

第1章 みんなちがう、みんなかわいい

ねぇ、あの子いつもちやほやされてるけどそんなに可愛い?/ねぇ、どうしてあの子はずっとヒロインでいられるの?/ねぇ、私たちモテたがってもいつもモテないから趣向変えない?/ねぇ、自分のモテばかり考えないで、あの人の思い出に思い馳せてみない?/「あざとい=ぶりっ子じゃないぜ」元祖あざとい豊臣秀吉/「彼氏欲し~」って罠じゃない?

まちがいさがし①「明日に備える女/明日に備える長井」

長井短のひとりごと

第2章 あの人を好きって決めたのは私

君たち絶対この後ホテル行くのになんで気付かないふりできるの?/ねぇ、私たちどうしてあなたと両思いってだけじゃ足りないんだろう?/ねぇ、あの人達すぐホテル行くけどそれあんまエロくなくない?/「あの人を好きって決めたのは私」腹括ってこ~/「愛していればなんでもできる」それって本当に愛だっけ?/初めて体験した匂わせ地獄飲み会が辛かったです。/「君に決めた~」運命の人を決めたので、結婚しました/分かり合えないから愛しいあなた

まちがいさがし②「彼氏を待っている女/彼氏を待っている長井」

図解でわかる!スタイリング・ヘアメイク

第3章 呪いは死んだから

ねぇ、あの子のインスタに親でも殺されたの?/ねぇ、どうして私を変わり者扱いするの?/「パリピかよ」そんな悪口もうダサいから行くしナイトプール/「金よ、愛情をなめるなよ」奢る奢らないは死んだ呪いです/「えっ!? 知らないの!?」理解を断絶するリアクションもうやめない?/「パパとママから生まれたわたし」の心の中は両性だから

長井短のなりたい職業ベスト3

第4章 女の子だから何?

「生理だるくない?」この話うちら2時間は語れるよね~/「傷つけないと気が済まないの」PMS地獄へようこそ/「脱・可愛い宣言」/胸って別に膝

写メ日記

第5章 私の、私による、私のための

ねぇ、私たちいつまでひとりぼっちを気取っていくの?/ねぇ、私たちの自己肯定感は自分で自分のために生み出そうよ/「あいつらおしゃれで羨ましいな」それでも自分の「好き」を大切にしたい/「悲しいのに笑うのそろそろやめたい」私は私が守り抜こうよ/「弱いところがかわいいね」なんて可愛がられ方もうやめだ

プロフィール帳

あとがき

◇長井短(ながい・みじか)
1993年生まれ、東京都出身。「演劇モデル」と称し、雑誌、舞台、バラエティ番組、テレビドラマ、映画など幅広く活躍する。読者と同じ目線で感情を丁寧に綴りながらもパンチが効いた文章も人気があり、様々な媒体に寄稿。近年の主な出演作品として、「真夏の少年〜19452020」、「妖怪シェアハウス」、「家売る女の逆襲」、舞台KERA×CROSS第二弾「グッドバイ」、今泉力哉と玉田企画「街の下で」、映画「僕の好きな女の子」「あの日々の話」「耳を腐らせるほどの愛」などがある。執筆業に関しては、恋愛メディアAMにて「内緒にしといて」、yom yomにて「友達なんて100人もいらない」、幻冬舎プラスにて「キリ番踏んだら私のターン」を連載している。今作が初の著書。
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