吉本隆明全集36[2007-2012]

吉本隆明 著
A5判変型上製 880頁(予定)
定価:9,570円(本体8,700円)
978-4-7949-7136-4 C0395〔2025年2月25日発売〕


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最晩年の3つの作品+
未発表作品・未完成作品・未定稿集

常識的な問いと答えを捨ててどうでもよさそうなことから考えをはじめる『真贋』、言語について最後までその考えを推し進めようとした『日本語のゆくえ』、最後の連載となった食についてのエッセイ集『開店休業』など、最晩年の作品を収める。さらに、本全集で単行本初収録となる小品や未発表原稿・未定稿なども多数収録されている、隆明ファン必携の豪華な一冊。第37回配本。

月報は松崎之貞氏(編集者)が執筆。

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【目次】

真贋

日本語のゆくえ

開店休業

長老猫の黒ちゃんへ

「日常的探検・冒険」論*

神話伝承と古謡

歌集『おほうなはら』について

鶉屋書店の想い出*

マタイ伝を読んだ頃*

ガラスの話*

写真という魔術*

[『展望』未完成原稿]*

吉本文法について*

『諸国の天女』の詩人* 他

 

*は本全集で単行本初収録

◇吉本隆明(よしもと・たかあき)
1924年、東京・月島生まれ。詩人、文芸批評家、思想家。東京工業大学工学部電気化学科卒業後、工場に勤務しながら詩作や評論活動をつづける。日本の戦後思想に大きな影響を与え「戦後思想界の巨人」と呼ばれる。2012年3月16日逝去。