続 喫茶の効用

――実践編

飯塚めり 著
四六判並製オールカラー 160頁
定価:1,870円(本体1,700円)
978-4-7949-8006-9 C0095〔2025年9月12日発売予定〕


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 「きっと、大丈夫になるよ!」
悩んで、迷って、落ち込んだときは、過去のわたしも今のわたしも優しくそっと包み込んでくれる喫茶店がここにある。

どんなときでも変わらずあなたを見守っている喫茶店を33店、イラストとエッセイでご紹介。精神科医・星野概念さんによるコラムも加わり「喫茶の効用」を味わい尽くす、待望の続編! ▼星野さん×筆者の「喫茶愛」対談も収録。

本書はちょっと困ったとき、喫茶店を、記憶の引き出しから取り出せる魔法のように使っているわたしの日々を綴ったものです。同時に、喫茶店のガイドブックとしても機能させるべくまとめました。一つひとつの章が「お悩み」を提示する形式になっているので、気分や目的から「逆引き」のように喫茶店を探す書としても、参考にしてみてください。ではでは、喫茶店をおくすりとして使う、ちょっと変わったご本の続編、はじまり、はじまり。--(筆者より)

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【目次】

まえがき

・やさしい気持ちを取り戻したい

星野概念のつれづれ喫茶去:1
「一時的なタイムスリップ」

・ほどよく気分を盛り上げたい

星野概念のつれづれ喫茶去:2
「チームプレイ」

・ばらばらになった自分を取り戻したい

星野概念のつれづれ喫茶去:3
「しっくりくる配置」

・雨の日でも気持ちを明るくしたい

星野概念のつれづれ喫茶去:4
「まなざしを向けること」

・思いきりリフレッシュしたい

星野概念のつれづれ喫茶去:5
「ここは軽井沢だ」

・ショックな気分を軽くしたい

星野概念のつれづれ喫茶去:6
「自分のトリセツ」

・シャキッと前向きな気持ちになりたい

星野概念のつれづれ喫茶去:7
「「擬態」の実例」

・臆病になっている日の居場所が欲しい

星野概念のつれづれ喫茶去:8
「とまり木のような場所」

・暑い夏に爽快さを味わいたい

星野概念のつれづれ喫茶去:9
「「スポーツのよう」か否か」

・いつもの喫茶よりさらにブーストをかけたい

書店と喫茶店MAP:中野/吉祥寺/荻窪

星野概念のつれづれ喫茶去:10
「エフェクターと喫茶店」

・短い時間でも逃避をしたい

星野概念のつれづれ喫茶去:11
「ぐるぐるのロックを外すには」

・深く「ひとり」を味わいたい

星野概念のつれづれ喫茶去:12
「音楽は醸す」

▼喫茶対談 星野概念×飯塚めり

喫茶に「効用」なんて、あるんでしょうか?

あとがき

掲載喫茶店一覧

 

◇飯塚めり(いいづか・めり)
イラストレーター/喫茶店観察家。早稲田大学第一文学部卒。カフェインで酔える喫茶マニア。おばけも好き。著書に『喫茶の効用』(晶文社)、『東京喫茶帖』『東京喫茶録』『喫茶チェーン観察帖』(カンゼン)、『カフェイン・ガール』(実業之日本社)。自主制作のZINEに『オ・レ・グラッセをめぐって。』『喫茶魔法使い読本』がある。喫茶店めぐりミニコミ『別冊カフェモンスター』はVol.11まで制作。「たまゆら喫茶」(CSテレ朝チャンネル)出演。
◇星野概念(ほしの・がいねん)
精神科医として働くかたわら、執筆や音楽活動も行う。雑誌やWebでの連載のほか、寄稿も多数。音楽活動はさまざま。著書に、山口祐加氏との共著『自分のために料理をつくる』(晶文社)、いとうせいこう氏との共著『ラブという薬』、『自由というサプリ』(ともにリトル・モア)、単著『ないようである、かもしれない:発酵ラブな精神科医の妄言』(ミシマ社)、『こころをそのまま感じられたら』(講談社)がある。