〈凡庸〉という悪魔

――21世紀の全体主義――

〈犀の教室〉
藤井聡 著
四六判 280頁
定価:本体1600円+税
978-4-7949-6819-7 C0095 〔2015年4月〕

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ハンナ・アーレントの全体主義論から見える
現代社会の病理の構造

「思考停止」した「凡庸」な人々の増殖が、巨大な悪魔=「全体主義」を生む。21世紀の全体主義は、ヒトラーのナチス・ドイツの時代と違い、目に見えない「空気」の形で社会を蝕む。ハンナ・アーレント『全体主義の起原』の成果を援用しつつ、現代日本社会の様々な局面で顔をのぞかせる、「凡庸という悪」のもたらす病理の構造を鋭く抉る書き下ろし論考。思考停止が蔓延する危機の時代に読まれるべきテキスト。

〈書評・パブ掲載〉
佐賀新聞 2015.6.7(評者:白井聡さん)
週刊ダイヤモンド 2015.6.6号
熊本日日新聞 2015.5.31(評者:白井聡さん)
東京新聞・中日新聞 2015.5.31
南日本新聞 2015.5.24(評者:白井聡さん)
岩手日報 2015.5.24(評者:白井聡さん)
毎日新聞 2015.5.10

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【目次】

序 章 全体主義を導く「凡庸」な人々

第1部 全体主義とは何か?──ハンナ・アーレントの考察から

第1章 全体主義は、いたって特殊な「主義」である
第2章 ナチス・ドイツの全体主義
第3章 “凡庸”という大罪

第2部 21世紀の全体主義──日本社会の病理の構造

第4章 いじめ全体主義
第5章 「改革」全体主義
第6章 「新自由主義」全体主義
第7章 グローバリズム全体主義

おわりに 「大阪都構想」と全体主義

 

藤井聡(ふじい・さとし)
1968年奈良県生まれ。京都大学大学院工学研究科教授(都市社会工学専攻)。京都大学土木工学科卒、同大学院土木工学専攻修了後、同大学助教授、東京工業大学助教授、教授、イエテボリ大学心理学科客員研究員等を経て、09年より現職。また、11年より京都大学レジリエンス研究ユニット長、ならびに第二次安倍内閣・内閣官房参与(防災減災ニューディール担当)。文部科学大臣表彰、日本学術振興会賞等、受賞多数。専門は、公共政策に関わる実践的人文社会科学全般。『大衆社会の処方箋 実学としての社会哲学』(北樹出版)、『社会的ジレンマの処方箋 都市・交通・環境問題のための心理学』(ナカニシヤ出版)、『政の哲学』(青林堂)、『土木計画学 公共選択の社会科学』(学芸出版社)、『プラグマティズムの作法』(技術評論社)、『強靭化の思想』(扶桑社)、『築土構木の思想』(晶文社)、『公共事業が日本を救う』『列島強靭化論』『大阪都構想が日本を破壊する』(共に文春新書)など、著書多数。

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