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白井晟一の原爆堂 四つの対話

白井晟一の原爆堂

岡﨑乾二郎、五十嵐太郎、鈴木了二、加藤典洋 聞き手:白井昱磨
四六判変型・上製 252頁 定価:2,200円(本体2,000円)
978-4-7949-7028-2 C0052 〔2018年7月〕
白井晟一の「原爆堂」は1955年に立案され、いくつかの図面とパースが発表されたが、ついに実現することはなかった。計画案発表後の半世紀から見えてくる今日的な意味とは何か、日本の戦後が抱えた矛盾と欺瞞は何だったのか――。各界の識者にインタビューする。



吉本隆明全集16[1977-1979]

吉本全集16

吉本隆明 著
A5判変型・上製 582頁 定価:本体6500円+税
978‐4‐7949‐7116-6 C0395〔2018年7月〕
100名にもおよぶ詩人の分析から、“戦後の感性”の源泉を明らかにした『戦後詩史論』。夭逝、病気、自死を余儀なくされた詩人たちに忍び寄る“季節の病像”を捉えた『吉本隆明歳時記』。2つの名作評論のほかに、単行本未収録2篇をふくむ、同時期の詩や評論、エッセイなどを収録。第17回配本。



志士から英霊へ

志士から英霊へ

――尊王攘夷と中華思想

〈犀の教室〉小島毅 著
四六判並製 258頁 定価:2,200円(本体2,000円)
978-4-7949-7036-7 C0021 〔2018年6月〕
反逆者・松陰は、なぜ靖国に祀られるのか?――幕末の志士たちは、列強の脅威をはらい天皇を担ぎ出して維新を遂行した。やがて彼ら自身が英霊として担がれ、1945年まで生き続ける。志士から英霊へ――継続あるいは転換は、どのようにおきたのだろうか。



原発とジャングル

原発とジャングル

渡辺京二 著
四六判上製 244頁 定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-6998-9 C0095 〔2018年5月〕
文明か未開か、進歩か後退か、という二元論ではなく、便利さや科学の進歩を肯定しながら、真の仲間を作ることが可能か。近代の意味を様々な角度から考えてきた著者が、さまざまな書物をひもときながら、近代の普遍的な問題を問う。



吉本隆明全集15[1974-1978]

吉本隆明全集15

吉本隆明 著
A5判変型・上製 646頁 定価:本体6500円+税
978‐4‐7949‐7115-9 C0395〔2018年4月〕
著者の古典思想家論の集大成ともいえる『最後の親鸞』と、その後の宗教論の礎となった『論註と喩』などの評論・エッセイ、および『野性時代』連作の開始期の詩篇を収録する。また、長らく読むことが困難となっていた「『最後の親鸞』ノート」を再録。第16回配本。



吉本隆明全集14[1974-1977]

吉本全集14

吉本隆明 著
A5判変型・上製 584頁 定価:7,150円(本体6,500円)
978‐4‐7949‐7114-2 C0395〔2017年12月〕
わが国の和歌形式の詩は、いつ形づくられたのか――。「古事記」「日本書紀」から平安期の歌論書までを読み解き、その発生の起源から形式の成立まで統一的に論じる古典批評の書『初期歌謡論』。および、同時期に発表されたそれに関連する評論・講演・エッセイを収録。第15回配本。



退歩のススメ

退歩のススメ

――失われた身体観を取り戻す

藤田一照・光岡英稔 著
四六判並製 228頁 定価:1,760円(本体1,600円)
978-4-7949-6983-5 C0095 〔2017年12月〕
からだの声を聞かなくなって久しい現代。外側にばかり向いていた気持ちを自らの内側へと向けることで、本来の姿が立ち現れる。目を閉じ、合掌し、意識を静かにおろす。感覚をあえて閉じることで見えてくる世界とは。一歩下がることからはじめる生き方のすすめ。