サイディヤ・ハートマン 著 榎本空 訳 四六判上製 376頁 定価:3,080円(本体2,800円) 978-4-7949-7376-4 C0095 〔2023年9月〕 奴隷になるとはいかなることか? 奴隷制の後を生きるとはいかなることか? 歴史を剝ぎ取られ母を失った人々の声を時を超えてよみがえらせる、現代ブラック・スタディーズの古典にして、紀行文学の傑作。
アーノルド・ファン・デ・ラール 著 福井久美子 訳 鈴木晃仁 監修 四六判並製 404頁 定価:2,420円(本体2,200円) 978-4-7949-7344-3 C0022〔2022年12月〕 麻酔はない、消毒もない、手洗いすらない時代。外科医たちは白衣ではなく、返り血を浴びても目立たないよう黒衣を着ていた。驚愕と震撼とユーモアに満ちた、背筋も凍るほど刺激的な一書。
島田裕巳 著 四六判並製 320頁 定価:1,980円(本体1,800円) 978-4-7949-7315-3 C0014〔2022年5月〕 ロシアによるウクライナ侵攻の背景、宗教とテロの関係史、急激にイスラム化が進む欧州で起きていること…etc、「宗教対立」を入口に、新たな世界史の見方を提示。世界の歩みも、国際情勢の「なぜ?」も背景を読むカギは「宗教対立」にある。
陶山昇平 著 四六判並製 322頁 定価:2,310円(本体2,100円) 978-4-7949-7265-1 C0022〔2021年5月〕 薔薇戦争による混乱を解決した先王の跡を継ぎ、テューダー朝の第二代国王として即位したヘンリー八世。英国王室きっての怪人の生涯に迫った本格評伝。6度の結婚、ローマ・カトリック教会との断絶、忠臣の処刑などで知られる「悪名高き」国王の真実。
竹倉史人 著 四六判上製 352頁 定価:1,870円(本体1,700円) 978-4-7949-7261-3 C0021 〔2021年4月〕 日本考古学史上最大の謎の一つがいま、解き明かされる。土偶とは――「日本最古の神話」が刻み込まれた<植物像>であった!「考古学×イコノロジー研究」から気鋭の研究者が秘められた謎を読み解く、スリリングな最新研究書。
尹雄大(ユン・ウンデ) 著 四六判並製 216頁 定価:1,760円(本体1,600円) 978-4-7949-7182-1 C0095 〔2020年6月〕 過去の風景が未来を語る。流転の日々をその土地と人々の記憶から紡ぎ出す――。神戸・京都・大阪、東京を経由して、福岡・鹿児島、そして宮古島へ。すでに行き去りし人々の息遣いと熱をまとった「私の物語」から明らかになる、極私的日本史。
見市雅俊 著 A5判上製 304頁 定価:4,290円(本体3,900円) 978-4-7949-7179-1 C0022 〔2020年5月〕 どの時代にも、その時代を象徴する伝染病がある。中世においてはペスト、大航海時代においては梅毒、そして進歩と帝国主義の時代と言われる19世紀のそれはコレラであった。人間中心の歴史観を排し、細菌の側から歴史をみつめなおした画期的な名著、待望の復刊。
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