銀幕の恋 田中絹代と小津安二郎

大場建治著
四六判 368頁
定価:2,530円(本体2,300円)
978-4-7949-6840-1 C0074 〔2014年〕


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田中絹代と小津安二郎の間の「秘められた恋」とは? 小津のサイレント時代の作品、遺された日記、役名に籠められた意味などを手がかりに、昭和の伝説的映画女優・田中絹代のひたむきな「生」を、大正13年の映画界入りから昭和38年末の小津の死まで描き上げたノンフィクション・ノベル。日本映画の黄金期に神話として定着している「溝口健二×田中絹代」と、これと対になるもうひとつの神話「小津安二郎×原節子」という図式に一石を投じる、新たな試み。

【目次】
第一章 蒲田の青春
第二章 盛夏炎天
第三章 女の秋
第四章 冬晴れのピーカン

◇大場建治(おおば・けんじ)
1931年7月新潟県生まれ。明治学院大学英文学科、東京大学教養学部、津田塾大学英文科などで教え、明治学院大学学長をもって教職を退く。現在明治学院大学名誉教授、演劇評論家。主な著書に『英国俳優物語 エドマンド・キーン伝』(晶文社)、『シェイクスピアの贋作』(岩波書店)、『シェイクスピアを観る』(岩波新書)、『シェイクスピアの墓を暴く女』(集英社新書)、『シェイクスピアの翻訳』(研究社)、訳書に『対訳注解 シェイクスピア選集』(全10巻、研究社)などがある。

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