環境と経済がまわる、森の国ドイツ

森まゆみ 著
四六判 264頁
定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-6933-0 C0095〔2016年8月〕


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ドイツにできて、日本にできないのは、なぜか?

ドイツは福島第一原発の事故を受け、脱原発に舵を切った。原発に頼らない社会をどのように達成しようとしているのか? ドイツのエコビジネス、エコ住宅などを取材。環境都市フライブルク、町自前の電力会社をもつシェーナウなどの町を訪ね、市民の実感を伴う、環境対策、脱原発への道筋を探る。

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【目次】

まえがき

 

Ⅰ ドイツ環境紀行

旅のはじめに

1 チロルの山の暮らし
2 再処理工場に反対したギートルさんの話
3 ミュンヘンのオクトーバーフェスト
4 トコラに聞いたドイツの教育
5 環境都市エアランゲンにて
6 ベルリンの家族
7 東ベルリン生形季世さんの家

 

Ⅱ 再生可能エネルギーを知る旅

1 ユーヴィー社 in ヴォルシュタット
2 環境都市フライブルク
3 ソーラーコンプレックス社
4 オーストリアのヒッティサウ村
5 フライブルクのエコホテル

 

Ⅲ 市民の手で電力を

1 いよいよシェーナウへ
2 周辺の人々の評価
3 フランクフルトで考える

 

その後の四年

あとがき

【環境や原発についての基礎用語】
【ドイツ脱原発年表】

 

◇森まゆみ(もり・まゆみ)
1954年生まれ。大学卒業後、PR会社、出版社を経て、1984年、仲間と地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を創刊して、聞き書き三昧の25年、記憶を記録に替えてきた。地域を歩き話を聞く中から『鷗外の坂』(中公文庫、芸術選奨文部大臣新人賞)、『「青鞜」の冒険』(平凡社、紫式部文学賞受賞)などの著書が生まれた。また「神宮外苑と国立競技場を未来へてわたす」運動は記憶に新しいが、レンガの東京駅保存など、歴史のある建築物の保存にもつとめ、まちづくりにも携わってきた。『森のなかのスタジアム―新国立競技場暴走を考える』(みすず書房)、『東京遺産』(岩波新書)、『「谷根千」地図で時間旅行』(晶文社)などもある。元文化庁文化審議会委員として国の文化財の指定や登録にも関わる。現在、日本ナショナルトラスト理事。

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