あわいゆくころ

――陸前高田、震災後を生きる

瀬尾夏美 著
四六判上製 360頁
定価:本体2000円+税
978-4-7949-7071-8 C0095〔2018年2月〕


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ひとりのアーティストが受け渡された、
津波から復興への“あわいの日々”の言葉たち

東日本大震災で津波の甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市。絵と言葉のアーティスト・瀬尾夏美は、被災後の陸前高田へ移り住み、変わりゆく風景、人びとの感情や語り、自らの気づきを、ツイッターで継続して記録、復興への“あわいの日々”に生まれた言葉を紡いできた。厳選した七年分のツイート〈歩行録〉と、各年を語り直したエッセイ〈あと語り〉、未来の視点から当時を語る絵物語「みぎわの箱庭」「飛来の眼には」で織り成す、震災後七年間の日記文学。
帯文:畠山直哉(写真家)、鷲田清一(哲学者)

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【目次】

みぎわの箱庭
あわいゆくころ

一年目 二〇一一年三月十一日―二〇一二年三月十一日
歩行録
あと語り さみしさについて

二年目 二〇一二年三月十二日―二〇一三年三月十一日
歩行録
あと語り うつくしさについて

三年目 二〇一三年三月十二日―二〇一四年三月十一日
歩行録
あと語り 距離について

四年目 二〇一四年三月十二日―二〇一五年三月十一日
歩行録
あと語り 弔いについて

五年目 二〇一五年三月十二日―二〇一六年三月十一日
歩行録
あと語り 風景について

六年目 二〇一六年三月十二日―二〇一七年三月十一日
歩行録
あと語り 旅について

七年目 二〇一七年三月十二日――二〇一八年三月十一日
歩行録
あと語り 継承について

飛来の眼には
語りのこし

 

◇瀬尾夏美(せお・なつみ)
1988年、東京都足立区生まれ。宮城県仙台市在住。東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程修了。土地の人びとの言葉と風景の記録を考えながら、絵や文章をつくっている。2011年、東日本大震災のボランティア活動を契機に、映像作家の小森はるかとの共同制作を開始。2012年から3年間、岩手県陸前高田市で暮らしながら、対話の場づくりや作品制作を行なう。2015年宮城県仙台市で、土地との協働を通した記録活動をする一般社団法人NOOK(のおく)を立ち上げる。現在も陸前高田での作品制作を軸にしながら、“語れなさ”をテーマに各地を旅し、物語を書いている。ダンサーや映像作家との共同制作や、記録や福祉に関わる公共施設やNPOなどとの協働による展覧会やワークショップの企画も行なっている。主な展覧会に「クリテリオム91」(水戸芸術館、茨城、2015年)、ヨコハマトリエンナーレ2017(横浜美術館・横浜赤レンガ倉庫、神奈川、2017年)など。
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