語り芸パースペクティブ

――かたる、はなす、よむ、うなる

玉川奈々福 編著
A5判並製 530頁
定価:2,970円(本体2,700円)
978-4-7949-7257-6 C0076 〔2021年3月〕


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絢爛豪華!
節談説教、ごぜ唄、説経祭文から義太夫、講談、能、
落語、浪曲――そしてラップまで

想像[イメージ]の世界にこめられた熱い生命の息吹。
今を生き抜く語り芸の語られざる深層を掘り起こす冒険的講演録。

伝統芸能が不思議なほどに多い国。
とりわけ「語り芸」の多い国。
視覚優位の現代で、聴く力、想像する力を要する芸が、かほど多様に受け継がれ、生き残っているのはなぜか。今聞きうる語り芸の第一人者を招き、実演とともにそれぞれの芸がどのような土壌から生まれ、どんな特色を持ち、それらを担い、享受した人々たちはどのような存在だったのかを引き出す。

【本書のベースとなった全11回の講演ダイジェスト動画はこちら】

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【目次】

第1章 語り芸の水脈   篠田正浩(映画監督)
第2章 節談説教     廣陵兼純(布教師・満覚寺住職)・釈徹宗(相愛大学教授・如来寺住職)
第3章 ごぜ唄、説経祭文 渡部八太夫(説経祭文)・萱森直子(ごぜ唄)
第4章 義太夫節     豊竹呂勢太夫(人形浄瑠璃文楽 太夫)・鶴澤藤蔵(人形浄瑠璃文楽 三味線)・児玉竜一(早稲田大学教授)
第5章 講談       神田愛山(講談師・東京)・旭堂南海(講談師・上方)
第6章 女流義太夫    竹本駒之助(女流義太夫 太夫)・鶴澤寛也(女流義太夫 三味線)・児玉竜一(早稲田大学教授)
第7章 能        安田登(能楽師・下掛宝生流ワキ方)・槻宅聡(能楽師・森田流笛方)
第8章 上方落語     桂九雀(落語家)・小佐田定雄(落語作家・演芸作家)
第9章 浪曲       澤孝子(浪曲師 曲師:佐藤貴美江)・玉川奈々福(浪曲師 曲師:沢村豊子)・稲田和浩(浪曲作家・演芸研究家)
第10章 落語       三遊亭萬橘(落語家)・和田尚久(放送作家・演芸研究家)
第11章 ラップと謡    安田登(能楽師)×いとうせいこう(作家)

 

玉川奈々福(たまがわ・ななふく)
東京を拠点に活躍する浪曲師。1994年10月、日本浪曲協会主宰三味線教室に参加。1995年に曲師で玉川福太郎門下に。師の勧めにより2001年から浪曲師修業を始め、以降、木馬亭での定席、勉強会のほか、多くの独演会やイベントで企画・出演。精力的に浪曲の魅力を伝える実力派。平成30年度文化庁文化交流使として、イタリア、スロベニア、オーストリア、ハンガリー、ポーランド、キルギス、ウズベキスタンの七か国で公演を行った。中国、韓国でも公演を行った。第11回伊丹十三賞受賞。近刊に『浪花節で生きてみる!』(さくら舎)がある。
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