哲学の女王たち

――もうひとつの思想史入門

レベッカ・バクストン、リサ・ホワイティング 編
向井和美 訳
四六判並製 252頁
定価:2,200円(本体2,000円)
978-4-7949-7264-4 C0010〔2021年5月〕


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プラトン、アリストテレス、孔子、
デカルト、ルソー、カント、サルトル……
では、女性哲学者の名前を言えますか?

明晰な思考、大胆な発想、透徹したまなざしで思想の世界に生きた、
20の知られざる哲学の女王たち(フィロソファー・クイーンズ)。
知の歴史をひっくり返す、新しい見取り図。

男性の名前ばかりがずらりと並ぶ、古今東西の哲学の歴史。しかしその陰には、知的活動に一生をかけた数多くの有能な女性哲学者たちがいた。ハンナ・アーレントやボーヴォワールから、中国初の女性歴史家やイスラム法学者まで。知の歴史に大きなインパクトを与えながらも、見落とされてきた20名の思想家たち。もう知らないとは言わせない、新しい哲学史へのはじめの一書。

「……人々は相変わらずこう思っている。プラトンの時代から思想の分野を担ってきたのはほとんどが男性だろうと。まるで、女性も偉大な哲学者になれるというプラトンの予言を、これまでだれも実現してこなかったかのように。」(本書「はじめに」より)

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【目次】

◆ディオティマ Diotima(紀元前400年ごろ)
◆班昭 Ban Zhao(西暦45~120年)
◆ヒュパティア Hypatia(西暦350年ごろ~415年)
◆ララ Lalla(1320~1392年)
◆メアリー・アステル Mary Astell(1666~1731年)
◆メアリ・ウルストンクラフト Mary Wollstonecraft(1759~1797年)
◆ハリエット・テイラー・ミル Harriet Taylor Mill(1807~1858年)
◆ジョージ・エリオット(メアリー・アン・エヴァンズ) George Eliot (Mary Anne Evans)(1819~1880年)
◆エーディト・シュタイン Edith Stein(1891年~1942年)
◆ハンナ・アーレント Hannah Arendt(1906~1975年)
◆シモーヌ・ド・ボーヴォワール Simone de Beauvoir(1908~1986年)
◆アイリス・マードック Iris Murdoch(1919~1999年)
◆メアリー・ミッジリー Mary Midgley(1919~2018年)
◆エリザベス・アンスコム Elizabeth Anscombe(1919~2001年)
◆メアリー・ウォーノック Mary Warnock(1924~2019年)
◆ソフィー・ボセデ・オルウォレ Sophie Bosede Oluwole(1935~2018年)
◆アンジェラ・デイヴィス Angela Davis(1944年~)
◆アイリス・マリオン・ヤング Iris Marion Young(1949~2006年)
◆アニタ・L・アレン Anita L. Allen(1953年~)
◆アジザ・イ・アル=ヒブリ Azizah Y. al-Hibri(1943年~)

 

◇レベッカ・バクストン(Rebecca Buxton)
オックスフォード大学の大学院で哲学の博士課程を履修中。専攻は政治哲学と強制移動。とくに難民や移民の人権に関心を向けている。ロンドン大学キングス・カレッジで哲学の学士号、オックスフォード大学で「難民および強制移動研究」により修士号を取得。
◇リサ・ホワイティング(Lisa Whiting)
実践倫理に関する分野の政策研究員。現在、データ倫理・イノベーションセンターで仕事をしている。ロンドン大学バークベック・カレッジで政府、政策、政治学の修士号を取得。ダーラム大学で哲学の学士号を取得。
◇向井和美(むかい・かずみ)
翻訳家。京都府出身。早稲田大学第一文学部卒業。訳書にアン・ウォームズリー『プリズン・ブック・クラブ』、ジュリアン・バジーニ『100の思考実験』、ベンジャミン・ジェイコブス『アウシュヴィッツの歯科医』(以上、紀伊國屋書店)など。
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