なぜヴィーガンか?

――倫理的に食べる

ピーター・シンガー 著 児玉聡 林和雄 訳
四六判上製 152頁
定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-7368-9 C0010 〔2023年7月〕


アマゾンで購入する
楽天ブックスで購入する
セブンネットで購入する

 

最も影響力のある現代の哲学者が教える
あなたがヴィーガンになるべき理由

動物の苦しみ、気候危機、健康な食生活を気にかけるすべての人へ。「最も影響力のある現代の哲学者」ピーター・シンガーが動物解放論、ヴィーガニズムとベジタリアニズムについて書き継いできたエッセイと論考を精選。1973年の記念碑的論文「動物の解放」から2020年の新型コロナウイルス禍に対するコメントまで、半世紀にわたる著述活動を一冊に封じ込めたオールタイム・ベスト・コレクション。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【目次】

はじめに
動物の解放――1975年版の序文
動物の解放(1973年)
これが鶏の倫理的な扱い方だろうか?(ジム・メイソンとの共著)(2006年)
オックスフォードのベジタリアンたち――私的な回想(1982年)
ベジタリアンの哲学(1998年)
もしも魚が叫べたら(2010年)
ヴィーガンになるべき理由(2007年)
培養肉は地球を救えるか?(2018年)
COVID-19に関する二つの闇(パオラ・カバリエリとの共著)(2020年)
訳者解説

 

◇ピーター・シンガー(Peter Singer)
1946年生まれ。オーストラリア出身の哲学者。プリンストン大学教授。専門は応用倫理学。動物解放論、飢餓救済論の理論的指導者のひとり。著書に『飢えと豊かさと道徳』(児玉聡監訳、勁草書房、2018年)、『あなたが救える命――世界の貧困を終わらせるために今すぐできること』(児玉聡・石川涼子訳、勁草書房、2014年)、『動物の解放 改訂版』(戸田清訳、人文書院、2011年)、『実践の倫理 新版』(山内友三郎・塚崎智監訳、昭和堂、1999年)など。 『ザ・ニューヨーカー』誌によって「最も影響力のある現代の哲学者」と呼ばれ、『タイム』誌では「世界の最も影響力のある100人」の一人に選ばれた。
◇児玉聡(こだま・さとし)
1974年大阪府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学。博士(文学)。東京大学大学院医学系研究科専任講師などを経て京都大学大学院文学研究科教授。著書に『オックスフォード哲学者奇行』(明石書店、2022年)、『COVID-19の倫理学』(ナカニシヤ出版、2022年)、『実践・倫理学』(勁草書房、2020年)、『マンガで学ぶ生命倫理』(化学同人、2013年)、『功利主義入門』(筑摩書房、2012年)、『功利と直観』(勁草書房、2010年、日本倫理学会和辻賞受賞)など。
◇林和雄(はやし・かずお)
1992年東京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学。京都大学大学院文学研究科非常勤講師。原著論文に「J.S.ミルにおける感情の陶冶」(『実践哲学研究』第43号、2020年)など。
関連書籍