豪雨災害から身を守る

――災害情報学からのヒント

牛山素行 著
四六判並製 224頁
定価:1,870円(本体1,700円)
978-4-7949-8066-3 C0095〔2026年8月25日発売予定〕


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「起こる前にどうするか」を考える。
30年間の研究・調査に基づき
専門家が実態と対策を余すことなく
解説する、必携の一冊。

なぜ、大雨の時に川を見に行ってはいけないのか?
災害から身を守るには――「起こる前にどうするか」を考える必要がある。

30年にわたり数々の災害現場での実地調査・研究を重ねてきたスペシャリストが、「豪雨災害」の実態と対策について余すことなく解説する、必携の一冊。

【洪水・土砂災害は「起こりうること」が「起こりうる場所」で発生している!】

・豪雨災害と他の災害との大きな違いとは?
・豪雨災害は昔に比べて激増しているのか?
・豪雨の際には自宅を出て安全な場所に避難した方が良いのか?

などなど、豪雨災害にかかわるさまざまな疑問を徹底解説。
一般的な認識と実態のズレを埋め、適切な行動へと導くために災害情報学が担う役割とは。

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【目次】

プロローグ

1:豪雨災害の基本 

1・1❖「地震」や「洪水」は「災害」ではない
1・2❖「起こったときにどうするか」だけが防災ではない
1・3❖危険性の高まり方は災害の種類によって異なる
1・4❖「豪雨災害は激増している」のか?

 

2:豪雨災害をもたらす主な現象と被害の形

2・1❖豪雨・大雨
2・2❖風水害・豪雨災害
2・3❖洪水・内水氾濫
2・4❖洪水災害
2・5❖がけ崩れ・地すべり・土石流
2・6❖土砂災害
コラム❖「専門外」ということについて

 

3:豪雨による人的被害

3・1❖どのような原因外力で被害が生じているのか
3・2❖被災場所は屋内・屋外がほぼ半々
3・3❖「夜の災害が怖い」は本当か
3・4❖流れる水は怖い
コラム❖なぜ豪雨災害に関心を持ってきたのか

 

4:豪雨災害は起こりうるところで起こっている

4・1❖災害は素因と誘因の組み合わせ
4・2❖「思いもかけない場所で被害が多発」していない
(1)原因外力「土砂」の場合
(2)原因外力「洪水」「河川」と洪水浸水想定区域
(3)原因外力「洪水」「河川」と地形
4・3❖過去の災害の教訓「だけ」に学ばない
コラム❖「起こりうるところ」は「ありふれたところ」

 

5:豪雨に備えるための災害情報

5・1❖降水量という情報の難しさ
5・2❖要注意な降水量は地域により極端に異なる
5・3❖危険度の高まりを見るならキキクルを
5・4❖ハザードマップは大まかに読む
5・5❖「色が塗られていないところは安全」ではない
(1)洪水災害の場合
(2)土砂災害の場合
コラム❖数値や地図などの情報に対する相場観

 

6:できることはまだまだある

6・1❖起こりうることが、起こりうるところで
6・2❖情報が飛躍的に増えたのは現代の良さ
6・3❖災害情報は使わないと役に立たない
6・4❖被害軽減策は「避難所へ行く」だけではない
6・5❖どう備えるかは人それぞれ
コラム❖都市での豪雨災害は怖い?

 

あとがきに代えて❖「現場を見る」ということについて

あとがきのあとがき

参考文献

 

◇牛山素行(うしやま・もとゆき)
静岡大学防災総合センター教授。東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター客員教授。1968 年、長野県生。信州大学農学部卒業。東京都立大学客員研究員、京都大学防災研究所助手、東北大学災害制御研究センター講師、岩手県立大学総合政策学部准教授、静岡大学防災総合センター准教授などを経て、2013 年より静岡大学防災総合センター教授。博士(農学)、博士(工学)。専門は災害情報学。風水害、特に豪雨災害を中心に、人的被害の発生状況、災害情報の利活用、避難行動などの調査研究に取り組む。内閣府、国土交通省、気象庁、総務省消防庁、地方自治体の各種委員を歴任。日本自然災害学会会長。各地での講演・研修年間約50 回。テレビ・ラジオ出演年間約40 回。新聞等報道年間約50 回。主な著作に『豪雨の災害情報学』(増補版、2012 年)『防災に役立つ地域の調べ方講座』(2012 年、いずれも古今書院)。