樹海考

村田らむ 著
四六判並製 224頁
定価:1,705円(本体1,550円)
978-4-7949-7052-7 C0095 〔2018年7月〕


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人はなぜ「樹海」に惹かれ、
畏怖を抱くのか。

「青木ヶ原樹海」――通称「樹海」は自殺の名所としてホラー・怪談好きには超有名スポットであり、渡辺謙主演のハリウッド映画でも題材となったことは記憶に新しい。また、最近はYou tubeの動画拡散事件による騒動も起き、「自殺」「死」とつながる禍々しい印象だけが独り歩きしている感がある。現実の樹海とは。

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【目次】
はじめに
・そして樹海へ向かう
・青木ヶ原樹海はどのようにしてできたか

1 樹海に入る――日常の外側
・樹海へ行く方法
・樹海探索の必需品
・樹海の周辺案内――最後のコンビニ

2 樹海内部――場所としての樹海
・都市伝説「樹海村」は実在するか?
・樹海と信仰
・謎の宗教施設「乾徳道場」
・オウムの残滓
・樹海の奇妙な施設――謎のジャングルジム
・落し物

3 樹海の暗部――都市伝説としての「樹海」
・樹海案内人
・AOKIGAHARA
・樹海で一番怖い人――Kさんの話
・元殺人犯と行く樹海取材ツアー
・自殺を止める人たち
・「樹海ナイト」に集まる人々
・遺体を見つけてしまったら
・樹海地獄紀行

4 樹海を出る――境界の外へ
・樹海キャンプ
・コンパスが効かない、の嘘・ホント
・森を出るタイミング

おわりに
・なぜ人は樹海で自殺するのか

 

◇村田らむ(むらた・らむ)
1972年生まれ、愛知県名古屋市出身。ライター、漫画家、イラストレーター、カメラマン。ホームレスやゴミ屋敷、新興宗教などをテーマにした体験・潜入取材を得意とし、中でも青木ヶ原樹海への取材は100回ほどにのぼり20年以上続けている第一人者。著書に、『ホームレス大博覧会』(鹿砦社)、『ゴミ屋敷奮闘記』(有峰書店新社)、『禁断の現場に行ってきた!』(鹿砦社)、写真集『廃村昭和の残響』(有峰書店新社)など多数。
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