ルース・ベイダー・ギンズバーグ アメリカを変えた女性

ルース・ベイダー・ギンズバーグ、アマンダ・L・タイラー 著 大林啓吾、石新智規、青野篤、大河内美紀、樫尾洵、黒澤修一郎、榊原美紀、菅谷麻衣、高畑英一郎 訳
四六判上製 432頁
定価:2,750円(本体2,500円)
978-4-7949-7291-0 C0030〔2022年1月27日発売予定〕


アマゾンで購入する
楽天ブックスで購入する
セブンネットで購入する

 

汝、正義を追求すべし――
「アメリカの宝」と呼ばれた
連邦最高裁裁判官の仕事と人生。

アメリカ連邦最高裁史上2人目の女性裁判官であり、2020年9月18日に87歳で亡くなるまでその任を務めたルース・ベイダー・ギンズバーグ。平等の実現に向けて闘う姿勢やユーモアのある発言で国中の尊敬と支持を集め、ポップ・カルチャーのアイコンとまでなった“RBG”の生涯と業績をたどる。
1970年代に弁護士として関わった性差別をめぐる3つの裁判の記録と、連邦最高裁裁判官として4つの判決で書いた法廷意見や反対意見を自身のセレクトで収載。また、長いキャリアと家族生活について語った最晩年の対談と3つの講演を収めた。RBG最後の著作。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【目次】

はじめに――本書を読む前に(大林啓吾)
序文
謝辞
イントロダクション

第1章 ヘルマ・ヒル・ケイ記念講演

ヘルマ・ヒル・ケイの思い出に
(コラム01 ギンズバーグとアメリカ社会)
対談
(コラム02 ギンズバーグとハーバード)

第2章 弁護士時代

モーリッツ対内国歳入庁長官事件 控訴趣意書
(コラム03 ギンズバーグと弁護士活動)
フロンティエロ対リチャードソン判決 口頭弁論
ワインバーガー対ワイゼンフェルド判決 口頭弁論
(コラム04 ギンズバーグと教育活動・団体活動)

第3章 連邦最高裁裁判官として

ルース・ベイダー・ギンズバーグの連邦最高裁裁判官への指名について
合衆国対バージニア州事件(1996年)
法廷で読み上げられた声明
法廷意見
(コラム05 ギンズバーグと平等)
レッドベター対グッドイヤー・タイヤ&ラバー会社判決(2007年)
法廷で読み上げられた声明
反対意見
(コラム06 ギンズバーグと少数意見)
シェルビー郡対ホルダー判決(2013年)
法廷で読み上げられた声明
反対意見
(コラム07 ギンズバーグとリベラル)
バーウェル対ホビーロビー・ストア判決(2014年)
法廷で読み上げられた声明
反対意見
(コラム08 ギンズバーグと信教の自由・文化戦争)

第4章 近年の講演

ルイス・D・ブランダイスから学んだこと
ジェネシス基金による生涯功績賞授賞式での講演
帰化式典における講演
(コラム09 ギンズバーグと家族)

 

あとがき
年表 ルース・ベイダー・ギンズバーグの生涯

日本語版刊行に際して(水田宗子)

 

◇ルース・ベイダー・ギンズバーグ(Ruth Bader Ginsburg)
アメリカの法律家。1993年にクリントン大統領の指名を受け、連邦最高裁裁判官に就任。性差別の撤廃など、平等を求めるリベラル派の代表的存在として国内で大きな影響力を持ち、著名なラッパー「ノトーリアスB.I.G.」をもじって「ノトーリアスR.B.G.」と呼ばれるなど、“ ポップ・カルチャーの新しい象徴” とも評された。その生涯を題材とした映画『ビリーブ 未来への大逆転』やドキュメンタリー『RBG 最強の85才』が2018年に公開。2020年9月18日死去。
◇アマンダ・L・タイラー(Amanda L.Tyler)
カリフォルニア大学バークレー校ロースクール教授。専門は連邦裁判所、憲法、法制史、民事訴訟法、法解釈など。1999年から2000年にかけて、ギンズバーグ裁判官のロークラークを務めた。
◇大林啓吾(おおばやし・けいご)
千葉大学大学院専門法務研究科教授。著書に『憲法とリスク』(弘文堂)、編著書に『アメリカの憲法訴訟手続』(成文堂)、『アメリカ憲法の群像 裁判官編』(尚学社)など。
◇石新智規(いしあら・ともき)
弁護士。シドリー・オースティン法律事務所・外国法共同事業(パートナー)。共訳書に『裁判所と世界――アメリカ法と新しいグローバルの現実』(成文堂)など。
◇青野篤(あおの・あつし)
大分大学経済学部地域システム学科准教授。専門は憲法。共著に『高校から大学への憲法〔第2版〕』(法律文化社)など。
◇大河内美紀(おおこうち・みのり)
名古屋大学大学院法学研究科教授。著書に『憲法解釈方法論の再構成――合衆国における原意主義論争を素材として』(日本評論社)、共著に『問題演習 基本七法2021』(有斐閣)など。
◇樫尾洵(かしお・じゅん)
弁護士。渥美坂井法律事務所・外国法共同事業(オブ・カウンセル)。共訳書に『裁判所と世界――アメリカ法と新しいグローバルの現実』(成文堂)など。
◇黒澤修一郎(くろさわ・しゅういちろう)
島根大学法文学部法経学科准教授。専門は憲法、アメリカ憲法、違憲審査制。共著に『憲法学の現在地』(日本評論社)、『アメリカ憲法と民主政』(成文堂)など。
◇榊原美紀(さかきばら・みき)
日米弁護士。株式会社マクニカ ガバナンス・リスクマネジメント本部、フューチャー株式会社社外取締役、日本組織内弁護士協会(JILA)理事長。共著に『詳説 独占禁止法審査手続』(弘文堂)。
◇菅谷麻衣(すがや・まい)
拓殖大学政経学部助教。共著に『性風俗と法秩序』(尚学社)、『アメリカの憲法訴訟手続』(成文堂)、『判例から学ぶ 憲法・行政法〔第5版〕』(法学書院)など。
◇高畑英一郎(たかはた・えいいちろう)
日本大学法学部教授。共著に『憲法用語の源泉をよむ』(三省堂)、『ロバーツコートの立憲主義』(成文堂)、『事業者のためのパンデミックへの法的対応』(ぎょうせい)など。