インフルエンサーのママを告発します

ジェ・ソンウン 作 チャ・サンミ 絵 渡辺奈緒子 訳
A5判変型並製 144頁
定価:1,980円(本体1,800円)
978-4-7949-7365-8 C8098(2023年6月)


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いくら親でも、
わたしの同意なしに写真をのせるのは、
まちがってるってことだよね?

ダルムのママはインフルエンサー。ダルムが生まれてからのほぼすべての日々が、ママのSNSにのせられている。
インフルエンサーのママをもつばかりに、いつも「ほんとうの自分」でいられないダルム。しかし、クラスメートのアラの言葉がダルムを変える。

SNSに勝手にだれかの写真をのせることは、なぜいけないのか?
自分がいやだと思ったときにどう行動できるのか?
韓国発、SNSを使うすべての人必読のものがたり。

【対象:小学校高学年~】

 

(本文より)
「アラの言うとおりだ。わたし、いやだ」
「うん、それで、どうしたいの?」
「学校でも、かってに写真を撮られたくないし、
ママのブログにのってるわたしの写真もぜんぶ消してほしい!
わたし、ママの人生を宣伝するモデルとして生きていくのは、いやだ!」

 

◇ジェ・ソンウン
韓国の児童文学・絵本作家。放送作家と編集者を経て、児童文学作家となる。2011年、「掃除が消えた日」で「セボッ文学賞」童話部門を受賞。創作童話『騒音を集めるアパート』『思春期対更年期』『思春期対パパの更年期』『思春期対中学生活』『トークルームの幽霊』『うちの家族は推し活中』『見ない目を買います』、絵本『踊るタオル』など、著書多数(いずれも未邦訳)。
◇チャ・サンミ
視覚デザインを学び、多数の児童文学や育児書、映像などのイラストを描いている。『はずれのないガチャガチャ』『5月の1年生』『どう言えばいいんだろう』『春の日のくま』『時計屋の子ねこ』などの絵を描いた(いずれも未邦訳)。
◇渡辺奈緒子 (わたなべ・なおこ)
1983年生まれ。ソウル育ち。「ことばの森ソルレム」代表。国際基督教大学教養学部卒業。一橋大学大学院言語社会研究科修士課程修了。「韓国語多読の会」や翻訳などを通して、韓国の絵本や児童書を日本に紹介している。訳書に『村上春樹のせいで』『ダンボール』『かたつむり』『おこづかいの賢い使い方』などがある。
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