民間諜報員(プライベート・スパイ)

――世界を動かす〝スパイ・ビジネス〟の秘密

バリー・マイヤー 著 庭田よう子 訳
四六判並製 416頁
定価:2,420円(本体2,200円)
978-4-7949-7375-7 C0095 〔2023年8月〕


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全員、嘘つき。

空前の偽情報[ガセネタ]が世界を揺るがす!
裏切り、寝返り、嘘と罠。欲望渦巻く<情報[ネタ]>の世界。諜報とジャーナリズムが融合し、情報を操作する時代の舞台裏を鮮やかに描く、衝撃のノンフィクション。

佐藤優 氏(作家・元外務省主任分析官)、推薦!】
本来、国家のために用いられる技法を身に付けたインテリジェンス・オフィサー(スパイ)が金儲けに走り民間諜報員となり、マスメディアと結託することで、世の中に多大な害悪を与えている実態を明らかにした傑作。
情報の世界の現在を知るための必読書。

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【目次】

プロローグ:スティールを追え

第1章:レンタル・ジャーナリズム
第2章:ラップダンス・アイランド
第3章:オポジット・リサーチ
第4章:ロンドン情報取引所
第5章:バッド・ブラッド
第6章:株ウクライナの明日
第7章:六番テーブル
第8章:グレントラージュ
第9章:放尿テープ
第10章:発覚、エピソード1
第11章:発覚、エピソード2
第12章:トロイア戦争
第13章:ロックスター
第14章:エピソード1:「二重スパイ」
第15章:ピカピカ光るもの
第16章:ナタリアとのディナー
第17章:情報収集屋

あとがき
ソースについて

 

◇バリー・マイヤー(Barry Meier)
1949年生まれ、ニューヨーク在住の作家・報道記者。元ニューヨーク・タイムズのレポーター。
2017年のピューリッツァー賞:国際報道部門を受賞したタイムズのチームのメンバーであり、また、権威あるジョージ・ポーク賞の調査報道およびその他の専門的栄誉を2回受賞。1989年にタイムズに入社する前は、ウォール・ストリート・ジャーナルとニューヨーク・ニューズデイに勤務していた。主な著書にNetflixにて連続ドラマ化された『Pain killer』(邦訳『ペイン・キラー』晶文社刊)、『Missing Man』など多数。
◇庭田よう子(にわた・ようこ)
翻訳家。訳書に、カッツ『AI と白人至上主義:人工知能をめぐるイデオロギー』(左右社)、ホー『信頼の経済学:人類の繁栄を支えるメカニズム』(慶応義塾大学出版会)、ロス『スタンフォード大学dスクール:人生をデザインする目標達成の習慣』(講談社)、ストーム『イスラム過激派二重スパイ』(亜紀書房)、ゲーノ『避けられたかもしれない戦争』(東洋経済新報社)、リー『SS将校のアームチェア』、ハリントン『ウェルス・マネジャー 富裕層の金庫番:世界トップ1%の資産防衛』(以上みすず書房)ほか多数。
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